2023年10月23日 月曜日
北八ヶ岳周遊
北横岳 (南峰) 2,473 m
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※地図をクリックするとルートを引いた国土地理院の地図を参照できます。
コースタイム
麦草峠P 6:25 ⇒ 大石峠 6:45 ⇒ 出逢いの辻 7:15 ⇒ 五辻 7:55 ⇒ 8:35 ロープウェイ山頂駅 8:40 ⇒ 9:30 北横岳ヒュッテ 9:40 ⇒ 9:50 北横岳(南峰) 10:15 ⇒ 11:05 三ツ岳Ⅲ峰 11:20 ⇒ 11:30 三ツ岳Ⅱ峰 11:50 ⇒ 12:00 三ツ岳Ⅰ峰 12:05 ⇒ 雨池山 12:35 ⇒ 12:50 雨池峠 12:55 ⇒ 縞枯山 13:25 ⇒ 13:40 縞枯山展望台 14:00 ⇒ 14:30 茶臼山(展望台) 14:40 ⇒ 大石峠 15:20 ⇒ 麦草峠P 15:35
6:00 麦草峠 無料駐車場
心配していた駐車場は混んでいなかった。明るくなるのを待ちながら、のんびり身支度を整えた。
車道を歩いて麦草峠登山口へ。
登山口に入って少し進むと、北八ヶ岳らしい苔生した樹林帯の木道歩きになった。
木道が終わると、これまた八ヶ岳らしい岩ゴロ道になった。
6:45 大石峠の分岐で左に折れて、オトギリ平・五辻方面へ向かった。
開けた笹原に出ると、茶臼山が見えた。
笹原を歩いていると、大石峠で我々を追い抜いた若い女性2人組が引き返してきた。「分岐ありました?」と尋ねられたが、茶臼山へ向かうはずが、我々につられて左折してしまったようだ。"登山あるある"です。
オトギリ平の看板を過ぎて、再び樹林帯に入った。
オトギリ平から出逢いの辻まで、見事な苔の絨毯が広がっていた。不思議な出っ張りが沢山あると思ったら、苔でびっしりの切り株だった。
7:15 出逢いの辻
出逢いの辻に到着。道標に「苔の道」とあった。
出逢いの辻からは傾斜が出てきた。
途中で開けた草地を抜けた。
再び樹林帯に入ると、防火帯のような見通しのよい真っ直ぐでなだらかな上りとなった。
五辻の少し手前にあった東屋。
7:55 五辻の分岐を通過。右折すると縞枯山と茶臼山の鞍部へ至る。
前方に縞枯山が見えてきた。登山道は縞枯山の西側山腹を通ってロープウェイ駅へと続く。
滑り止めの横棒がついた木道をしばらく進むと、コース脇に森林浴展望台があった。西側の展望がよくて中央アルプスや御嶽山が見えた。
木道はロープウェイ駅まで続いていた。横棒で若干歩きずらいが、この横棒が木道凍結時に威力を発揮するので文句は言えない。
樹林帯を抜けると、視界が開けて前方に北横岳が見えた。
8:35 北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅 標高 2,237m
山頂駅に到着。トイレを利用させてもらった。
ロープウェイ始発の乗客が山頂駅に着く前に北横岳へ向かった。
山頂駅から少し上がったところに鎮座する横岳神社。手を合わせてから先へ進んだ。
坪庭の散策路を上っていくと、始発の乗客が山頂駅に着いたようで、遠くからざわざわと話し声が聞こえてきた。
坪庭が見渡せる高台にベンチがあった。散策路には高山植物の名前を記した立て札が整備されており、様々な花の名前を見ていると、早くも初夏に再訪したくなった。
南東方面に見えた縞枯山。
正面に北横岳を眺めながら散策路をさらに進む。
北横岳分岐から眺めた北東方面。左は三ツ岳で、右は雨池山。
ロープウェイの始発に乗車してきたと思われる数名の登山者に抜かれた。
山頂駅から北横岳までは約60分。雲は少しあるものの、天気がよいのでワクワクしながら上った。
北横岳分岐から20分ほど上ると、背後の眺めがよくなってきた。縞枯山の右奥には八ヶ岳と南アルプス、右麓には山頂駅も見えた。
樹林帯に入って傾斜がゆるくなった。途中で大石峠で会った女性2人組とすれ違ったが、もう登ってきたのかと、その健脚ぶりに驚いた。
9:30 北横岳ヒュッテ
三ツ岳方面との分岐を分けてしばらく進むと、北横岳ヒュッテ (この日は休業) に着いた。お腹が空いてきたので、小屋の裏のベンチで小休止して、おにぎりを食べた。
北横岳ヒュッテから山頂までは10分ほど。山頂直下は整備された木段になっていた。
9:50 北横岳 (南峰) 標高 2,473m
北横岳に到着。心配していた天気は、まったく問題なし。風も穏やかで素晴らしい登山日和だった。
山頂が混む前にと、近くの方に写真をお願いした。親切な方で方角を変えて何枚も撮ってくれた。
丸太に座って、のんびりすることにした。
東方面の眺め。左から荒船山、稲含山(いなふくみやま)と赤久縄山、真ん中あたりに両神山と御座山、三宝山と甲武信ヶ岳、右に北奥千丈岳、朝日岳、金峰山。
南方面には八ヶ岳と南アルプスの山々がそびえる。
北岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈ケ岳と南アルプスの名峰が並ぶ。
西南西方面には中央アルプスと御嶽山。右端には乗鞍岳も見える。
中央アルプス。左に南駒ケ岳と空木岳、右の高い所が木曽駒ケ岳。
西方面。左は乗鞍岳、右には奥穂高連峰や槍ヶ岳など北アルプスの山々。左手前には霧ヶ峰(車山)も見える。
北西方面には蓼科山が大きい。その背後には北アルプスの山々がずらりと並ぶ。
北方面。左奥に妙高連山、右には根子岳と四阿山。
見えるべき山は全部見えていると言ってよいほど遠望がきいた。あまりに満足度が高かったせいか、隣の北峰に登るのをすっかり忘れていた。
10:15 下山開始。次は3つのピークが連なる三ツ岳へ向かう。
たまに登山者とすれ違ったが、やはり平日は人が少ないと感じた。
北横岳ヒュッテを通過。
三ツ岳分岐で三ツ岳方面へ向かった。
コメツガやハイマツの低木帯を進む。足元はゴツゴツした岩ばかり。
しばらく進むと、前方に三ツ岳Ⅲ峰のピークが見えた。
危険を感じるような場所はないものの、大岩の連続で歩きづらかった。
艶やかに紅葉したイワカガミの葉がよく目に付いた。
岩々の道はアスレチックのようで楽しかった。
岩塊を越えると、三ツ岳Ⅲ峰はまだ先だった。
やっとⅢ峰の岩稜下まで来た。
最後はちょっとした鎖場を進む。
11:05 三ツ岳 第Ⅲ峰
三ツ岳の第Ⅲ峰に到着。こちらも眺めが抜群だった。
南方面の眺め。これから向かう雨池山と縞枯山が重なって見えて、その奥には南八ヶ岳の主峰部と南アルプスの山並みが見えた。南八ヶ岳の左裾野に見えるでっぱりはニュウのようだ。
南西方面には、南アルプスと中央アルプス。真ん中右にはロープウェイ山頂駅も見える。
西方面には北横岳が大きい。右奥は蓼科山。
北方面には大岳が近くに見えた。左奥に妙高連山、右奥には浅間山。
妙高連山。左に高妻山、焼山と火打山をはさんで右に妙高山が並ぶ。
黒斑山と浅間山(右)もよく見えていた。真ん中あたりは東西の籠ノ登山で、左端は根子岳と四阿山。
北東方面。浅間隠山や榛名山など上州の山々が見えた。
左端は浅間隠山と鼻曲山、真ん中に榛名山、右には妙義山と平らな荒船山。浅間隠山の右奥には至仏山と燧ケ岳が、榛名山の右奥には白根山や男体山などの日光連山がうっすら見えていた。
東南東方面には両神山や金峰山など、奥多摩の山々が並ぶ。
しばらく眺めを楽しんでから、三ツ岳Ⅱ峰へ向かった。
先に出発したヘルメットの若者は、あっという間に第Ⅱ峰へ行ってしまい、携帯で写真を撮っているのがよく見えた。
我々も慎重に岩場を進んだ。
溶岩の大岩がゴロゴロ。苔や池が多い穏やかなイメージの北八ヶ岳だが、完全に火山の山だった。
第Ⅱ峰は見た目よりも近い感じがした。
11:30 三ツ岳 第Ⅱ峰
第Ⅱ峰に到着。ずっと眺めがよいので、歩きづらい大岩の連続にも疲れを感じなかった。
西側には三ツ岳第Ⅲ峰が大きい。
眺めは第Ⅲ峰とそれほど変わらないが、とにかく気持ちがよい。
我が家だけだったので、少しのんびりして、ミニ・カップ麺を食べることにした。
11:50 移動を開始すると、すぐに鎖場があった。
岩の急坂を一気に下った。
急坂が終わって、再び大岩ゴロゴロ地帯となった。
12:00 三ツ岳 第Ⅰ峰
三ツ岳のⅠ峰に到着。
西側を見返すと、北横岳、三ツ岳Ⅲ峰・Ⅱ峰が並んで見えた。
北方面には縞枯山が大きい。南八ヶ岳は硫黄岳と赤岳だけが縞枯山の左に見えていた。
南西方面。中央アルプスは見えていたが、高度が下がって展望が狭くなってきた。
ひと息入れて、移動再開。
東南東側に見えた雨池。
岩々の急坂を慎重に下る。三ツ岳と雨池山の鞍部までは15分ほどだった。
鞍部から雨池山へ上り返す。
熊笹の上りが続いた。
12:35 雨池山 標高 2,325m
樹林に囲まれた雨池山に到着。道標がなければ、山頂とは気づかなかっただろう。
樹林帯を数分歩くと眺めのよい雨池峠への下り口に出た。ロープウェイ山頂駅から来たカップルが眺めを楽しんでおり、ここだけ見て帰ると言っていた。それもまた贅沢な楽しみ方だと感じた。
縞枯山が正面に見えた。上り返しがきつそうだと思いながら、どんどん下った。
樹林帯を真っ直ぐ下っていく感じで道がついていた。
12:50 雨池峠
縞枯山への上り返しを前にひと休みした。
峠から西へ向かえば縞枯山荘から坪庭とロープウェイ山頂駅に至り、反対の東へ向かえば雨池に至る。
5分ほど休んで、縞枯山への上りにかかった。ここも真っ直ぐに上りの道が伸びていた。
縞枯れ現象と思われる樹林帯を通過。下りてくる登山者数組とすれ違った。
13:25 縞枯山 標高 2,403m
唐突に縞枯山の山頂標識が出てきた。ここも雨池山と同じで展望はなし。
縞枯山の山頂部は東西に長く、平坦な道がしばらく続いた。
山頂近くの樹林の切れた場所から、南西側がよく見えた。
中央アルプスと御嶽山に乗鞍岳。遠くは少し雲が出始めているようだった。
南アルプスも依然としてよく見えていた。
縞枯山展望台へ向かう途中に、縞枯れ現象の樹林帯を通った。
何とも不思議な、見事なくらいの枯れ方だった。
13:40 縞枯山展望台
展望台に到着。南から西側の見晴らしがよかった。
南方面にこれから向かう茶臼山と、南八ヶ岳がよく見えていた。
北西方面には、左から縞枯山、北横岳、三ツ岳と、歩いてきた山が並んで見えた。
北方面には浅間山。
東方面には奥多摩の山々。
試しに太陽を撮ってみると、綺麗に光芒が写っていた。
14:00 のんびり休んで茶臼山へ向かった。
ここも石ゴロの真っ直ぐな下りが続いていた。
10分ちょっと下って、縞枯山と茶臼山の鞍部に着いた。
茶臼山への上り返しに向かう。
上から眺めるとけっこうな上り返しに見えたが、距離が短くてそれほどでもなかった。
茶臼山に到着。ここも樹林帯で眺めはなし。
そのまま道標に従って茶臼岳の展望台へ向かった。
14:30 茶臼岳展望台 標高 2,384m
南八ヶ岳と南アルプス。
左から硫黄岳と横岳、天狗岳、赤岳、中岳、阿弥陀岳、権現岳、編笠山、西岳と並ぶ南八ヶ岳。
西方面の眺め。中央アルプスと御嶽山。その手前は諏訪盆地に広がる茅野市と諏訪市の街並み。
車山高原の隣に、美ヶ原も見えた。
北西方面の眺め。東西に長い縞枯山山頂の左奥に、蓼科山と北横岳が並んで見える。
好天に恵まれて、ここでも素晴らしい展望を楽しめた。大満足で展望台を後にした。ちなみに展望台の方が樹林帯の山頂よりも標高が高いように感じた。
茶臼山から大石峠までは、1時間ほどの下りとなる。それほど疲れもなかったので、どんどん下った。
15:00 中小場に到着。展望が開けていて、北西側に茶臼山(左)と縞枯山(右)が見えた。
南八ヶ岳の方を見ると、中山の右奥に天狗岳がかろうじて見えていた。
さらに樹林帯を下る。
15:20 大石峠を通過。
木道が出てきたら終点は近い。
麦草峠登山口近くの茶水池。
15:35 麦草峠に到着。好天に恵まれて、素晴らしい山行になった。

2時起床、3時出発。麦草峠の無料駐車場には5時40分到着。妻が有給を取ったので、以前から行きたいと考えていた北八ヶ岳の周遊登山に出かけた。午前中はくもりの時間帯が多い予報が出ていたので、まず五辻・ロープウェイ山頂駅経由で北横岳に登って、それから三ツ岳、雨池山、縞枯山、茶臼山と登って麦草峠へ下ることにした。
北横岳で展望が得られない場合は、時間が許す限り待つことも考えていたが、その必要はなくて、各山頂から素晴らしい展望を楽しむことができた。今回ほど多く関東周辺の名峰を山座同定できたことはなったと思う。北八ヶ岳らしい苔むした樹林帯や三ツ岳のゴツゴツの岩場歩きに、山の名前にもなっている縞枯れ現象も見て、盛沢山の山行になった。次は花の時期に訪れたい。
帰りは工事渋滞に巻き込まれて19時半の帰宅となったが、いつも悩まされる睡魔に襲われることはなかった。登山靴のソールを新調して初めての登山だったが、踵の痛みも出なかった。