2023年12月8日 金曜日
金時山・明神ヶ岳
1,212 m 1,169 m
[ 国土地理院のツールで作成したコース断面図]
| 単純標高差 | : 755 m |
|---|---|
| 累積標高差 | : + 1,295 m - 1,060 m |
| コース距離 | : 12.2 km |
| 標準コースタイム | : 6 時間 30 分 |
| 総行動時間 | : 6 時間 35 分 |
|---|---|
| 総歩行時間 | : 5 時間 30 分 |
| 総休憩時間 | : 1 時間 5 分 |
コースタイム
宮城野案内所前バス停 7:00 ⇒ 明神ヶ岳・明星ヶ岳分岐 8:10 ⇒ 8:55 明神ヶ岳 9:15 ⇒ 矢倉沢峠 11:10 ⇒ 公時神社分岐 11:30 ⇒ 11:55 金時山 12:40 ⇒ 公時神社 13:30 ⇒ 金時公園駐車場 13:35
6:15 金時公園駐車場
5時前に金時公園駐車場に着いたが、2~3台分しか空きがなかった。ちなみに金時公園のトイレは、エヴァンゲリオン側と作品の舞台である箱根町とのコラボレーションにより、エヴァ仕様になっている。
明るくなるのを待ちながら身支度を整えたが、登山用の靴下を忘れたことに気が付いて愕然とした。とりあえず普段の靴下のまま、6時20分くらいに駐車場を出た。
金時神社入り口にある金時ゴルフ練習場。公時神社側の方に登山者も停められる有料駐車場 (500円/1日) がある。
国道138号を挟んだ向かいにも、有料駐車場 (800円/1日) がある。神社の境内にも駐車場があるので、案外たくさんの車が停められそうだ。
箱根登山バスに乗車するため、国道138号沿いを東側へ進む。金時神社入口と太郎平のバス停は本数がないので、始発の早い仙石バス停まで歩きます。
国道沿いの道祖神。
徒歩15分弱で箱根登山バスの仙石バス停に到着。6時42分の [4番のりば](宮城野・宮ノ下・湯本駅経由)小田原駅行きに乗車した。バスは空いていたので座れた。
6:50 宮城野案内所前バス停
バスは8分で宮城野案内所前に到着。料金は410円。
バス停近くのセブンイレブンに厚手の防寒靴下が売っていたので助かった。コンビニの前で購入した靴下を重ね履きして出発した。コンビニの背後に見えるのは明神ヶ岳。
宮城野の交差点で左の北側へ折れて、、しばらくは集落の中を進む。
ところどころにある道標に従って進んだ。
少し高度が上がると背後に神山が見えた。箱根山は神奈川県と静岡県の県境に位置する火山体の総称で、箱根カルデラの中央火口丘である神山はその最高峰である。
車道から登山道へ入る。
登山道に入った後も、しばらくは左手に別荘地が見えていた。
別荘地を過ぎて林道終点を横切り、再び登山道に入った。
堰堤を過ぎると本格的な上りとなった。
8:10 明神ヶ岳・明星ヶ岳分岐
分岐となる尾根に出た。
道標にはポイントまでのコースタイムも書かれていた。さすが箱根町。
堆積したハコネダケの落ち葉。ハコネダケが覆いかぶさってトンネルのようになっている場所もあった。
朝から12月とは思えない暖かさで、上りでは汗をかいた。
開けた尾根に出た。
南側に見えた神山と箱根の町。
アキノキリンソウが咲いていた。
灌木帯を出たり入ったりしながら進んだ。
富士山もよく見えて、山頂はもう近いかと思ったが、開けた尾根に出てからが意外と長かった。
南南東には歩いてきた稜線と明星ヶ岳の山頂部が見えた。その先は陽光に輝く相模湾。
東側には小田原から三浦半島へ続く海岸線が見えていた。
8:55 明神ヶ岳 標高 1,169 m
明神ヶ岳に到着。先客が1人休んでいた。
眺めが素晴らしいので、おにぎりを食べて、しばしのんびり過ごした。
南西方向の神山を中心とした箱根の山々。大涌谷の噴煙がよく見えていた。
明神ヶ岳からは、富士山の裾野まで綺麗に見えた。富士山の手前はこれから向かう金時山。
富士山と金時山。金時山は明神ヶ岳と同じ箱根外輪山の1峰だが、見た感じはまったく別の山に登るくらいの距離感と鞍部の深さがある。
富士山の右奥には南アルプスが見えていた。左は間ノ岳と北岳で、右は鳳凰三山と甲斐駒ヶ岳。
先客の登山者が明星ヶ岳方面へ向かってテーブルベンチが空いたので、テーブルにカメラを置いてタイマー撮影をしてみた。
9:15 明神ヶ岳を出発。
富士山と金時山など、眺めのよい尾根歩きが続いた。
周囲の山々を眺めながらのんびり歩いた。
富士山と金時山がよく見えるコースなので、順光となる明神ヶ岳から歩いてよかった。
雲ひとつない青空で、金時山に着くまでどころか、終日晴れを確信するような天気だった。
登山道もよく整備されていて、解放感抜群の尾根歩きがしばらく続いた。
海が見えるのも何だか嬉しかった。
やがてコースはゆるやかな下り基調となった。
北側が開けた場所で、ずらりと並ぶ丹沢の山々を一望できた。
左から大室山、檜洞丸、真ん中あたりに蛭ヶ岳から丹沢山、塔ノ岳と続く山塊、少し下って三ノ塔で、右端が大山。
大室山の左には、雲取山 (真ん中左) など奥多摩の山々も見えていた。
北北西の三ツ峠山 (左) と御正体山 (真ん中) 。御正体山の左奥は金峰山や国師ヶ岳、右奥には甲武信ヶ岳や大菩薩嶺も見えていた。
さらに下る。
西から南に方角を変えて、神山と大涌谷を眺めながら平坦な道を進む。
咲いているアザミをいくつか見かけた。
リンドウも咲いていて、クロヒラタアブが蜜を吸っていた。
重なった富士山と金時山。
まだ下るのかと思うくらい、だらだらと下りが続いた。
三大美幹木のヒメシャラが目に付いた。ちなみに三大美幹木の他の2つはシラカバとアオギリ。
金時山側から来る登山者と何度かすれ違った。
黒色の燧石 (ひうちいし) を産出していたという火打石岳は巻いて進むが、登れる道もあるようだ。
背の高いハコネダケの道から富士山と金時山が見えた。
ハコネダケの道を上り返していく。最低鞍部に来たかと思ったが、下りはまだ続いた。
振り返って眺めた明神ヶ岳。
富士山と金時山。
再び下る。富士山がだんだんと見えなくなってきた。
ハコネダケのトンネルを進む。
小さなアップダウンが続く。
開けた場所から仙石原の街並みとゴルフ場などが見えた。
眼下にこれから歩くルートがよく見えた。
矢倉沢峠の手前で、富士山は見えなくなった。
11:10 矢倉沢峠 標高 867 m
明神ヶ岳と金時山の最低鞍部となる矢倉沢峠を通過。
矢倉沢峠からは本格的な上りとなる。登山者の姿も一気に増えた。
リュノウギクかな。
傾斜のきつい木段を上る。
11:30 公時神社分岐
分岐を通過。ここからさらに傾斜はきつくなるが、あと20分なので気分的には楽だった。
トレーニングのつもりで、せっせと上った。
金時山の山頂部が見えた。
山頂直下の急坂を上る。
11:50 金時山 標高 1,212 m
山頂に到着。平日なのに人の数が多くて驚いた。ちょうどお昼時ということもあったようだ。
テレビで目にした山頂はもっと広いように見えたが、そうでもなかった。
端の方へ移動して、おにぎりとミニカップ麺を食べた。
南方面の眺め。中央火口丘の神山と箱根外輪山の位置関係がよく分かる。箱根火山のカルデラ湖である芦ノ湖もよく見えていた。
金時山から丸山、三国山と続く箱根外輪山。乙女峠のある丸山方面へ下る登山者が多いようだった。
金時山から眺める富士山は、一段と大きく壮麗であった。
山頂の展望は素晴らしいし、茶屋もある。公時神社側から1時間半で登れる上に、下れば温泉もたくさんあるのだから人気も当然と思えた。
下山の準備を始めた頃には、昼食を終えた登山者が下山し始めて、徐々に人の数が減ってきた。金時娘の茶屋は閉まっていた。
金太郎茶屋は登山者でにぎわっていた。左はトイレ棟。
金太郎にちなんで、マサカリの形をした山頂標。手に持てるマサカリもあったようだが、どこにあるのか分からなかった。
12:40 下山開始。
公時神社分岐までは、来た道を下る。
公時神社分岐で右に折れて、公時神社方面へ下った。
坂田公時 (金太郎) と祖母が、夜露をしのいだと云われる「宿り石 (やどりいし)」。金太郎が割ったわけではなく、1931年 (昭和6) に突然割れたらしい。
一気に下って林道を横切った。途中、公時神社奥の院入口があったが、通路が大雨で一部流失と掲示されており、どんな感じか少し先へ進んでみたところ、確かに道が荒れていたのでスルーした。
大きな杉並木を下る。林道を過ぎると公時神社までは10分ほどだった。
13:30 公時神社
金時山の麓に位置する公時神社は、金太郎伝説のモデルとなった坂田公時を御祭神としている。坂田公時は、酒呑童子や土蜘蛛を退治したと云われる平安中期の武将・源頼光に仕えた四天王の1人。
境内ではチャボが放し飼いにされていた。
烏骨鶏もたくさんいた。
鳥居側から眺めた公時神社。
13:35 金時公園駐車場に到着。天気に恵まれて素晴らしい山行になった。
せっかく箱根に来たので、帰りに「富士八景の湯」に立ち寄った。公式HPのクーポン・ページを携帯で提示すると、1000円/大人1名が800円になる。空いていたので、のんびり温泉を楽しめた。
富士八景の湯の駐車場から眺めた富士山。

3時半起床、4時過ぎに自宅を出発。金時公園駐車場には5時45分に到着。箱根バスで宮城野へ移動して、明神ヶ岳から金時山とプチ縦走した。登山道はよく整備されていて危険箇所はほとんどなく、富士山や神山 (箱根山) などを眺めながらの稜線歩きは楽しかった。逆光を避けて明神ヶ岳から登るという選択には、金時山に着く頃に天気が変わるというリスクもあったが、金時山でも見事な富士山が拝めたので、結果的には大正解であった。
金時山は平日とは思えないほど登山者がいたが、観光地である箱根は都心からのアプローチがよいし、1時間半ほどで登れる山頂からの富士山が何と言っても素晴らしい。登山者が集まるのも当然という気がした。
富士八景の湯に寄ってから帰路に就いたが、登山後に温泉につかると翌日の疲れがまるで異なると改めて実感した。帰りの高速は混んでいたが、渋滞するほどではなくて17時前に帰宅できた。