2020年3月21日 土曜日
武川岳 縦走
1,052 m 5回目
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コースタイム
正丸駅 7:50 ⇒ 8:20 馬頭観音 8:25 ⇒ 9:30 伊豆ヶ岳 9:45 ⇒ 10:20 山伏峠 10:30 ⇒ 前武川岳 11:45 ⇒ 12:00 武川岳 12:25 ⇒ 蔦岩山 12:45 ⇒ 13:30 焼山 13:45 ⇒ 14:30 二子山(雄岳)14:45 ⇒ 二子山(雌岳)14:55 ⇒ 芦ヶ久保駐車場 16:00
6:50 道の駅果樹園あしがくぼ 第2駐車場
早朝なので広い第2駐車場はがらがら。
予定していたよりも一本早い電車に間に合いそうだったので、芦ヶ久保駅へ急いだ。
すんでのところで電車を逃してしまったので、次の電車を待ちながらゆっくり身支度を整えた。
当初の予定どおり[7:36]の電車に乗った。
正丸駅に到着。駅の有料駐車場は満車で、登山の準備をしている人たちを見かけた。7:50 正丸駅をスタート。
ヤマガラ。駅の近くで野鳥のさえずりが賑やかに聞こえていた。
すぐ近くにいたホオジロ。場所を争っていたのかもしれない。
しばらく集落の中を歩く。いつもは素通りする安産地蔵尊でお詣り。
林道脇で見かけた満開のミツマタ。
登山道に入る手前で、後続の電車で正丸駅に到着したらしい登山者たちにどんどん抜かされた。
馬頭観音で上着を脱いで、登山道へ。
間伐なのか倒木なのか、沢沿いの登山道は散乱する樹々で荒れているように見えた。
泣き坂の急登まで来た。
泣き坂を上って尾根筋に出たが、こんなに短かったかなぁと感じた。
見晴らしのきく急坂を上る。
左に二子山と甲仁田山、中央左は川越山。
五輪山からいったん下る。
男坂をスルーして女坂を上る。
9:30 伊豆ヶ岳山頂
伊豆ヶ岳に到着。
よいタイミングで後から登山者が来たので、写真をお願いした。
賽銭が散乱していた大黒様。以前から祀られていただろうか? 記憶が定かでない。
樹間から見た西側の眺め。中央に前武川岳と武川岳、武川岳の後ろに武甲山の頭が見える。
9:45 おにぎりを食べて移動開始。山伏峠に向かう分岐から石灰採掘場がよく見えた。
山伏峠までは約250mの下りとなる。
やせ尾根を通過。
登山道脇で見かけた苔のコロニー。ビロードのようで触りたくなる。
10:20 山伏峠に到着。車の往来がけっこう多かった。林道を横切り再び登山道へ。
小腹が空いてきたので、こんもりとした苔の横でおにぎりを食べた。
山伏峠からは約400m上り返す。ふくらはぎの張りを感じながらせっせと上る。
眺めのきく場所まで上ってきた。
背後の東側に伊豆ヶ岳がよく見えた。
11:00 林道に出た。2014年に来たときにはすでに道路工事は始まっていたが、まだ工事中のようだった。どこまで道を通すのだろう? 何となく公共事業の闇を感じる。
再び急坂を上る。下りてくる登山者と何組かすれ違った。
ひと上りすると前武川岳が見えてきた。
もうひと上りして疎林の平坦な道になると、前武川岳は近い。
11:45 登山者で賑わう前武川岳(1,003m)を通過。人の多さに驚いた。
そのまま隣の武川岳へ向かった。
ヒオドシチョウ。温暖化でチョウが出てくる時期も早まっているようだ。
12:00 武川岳山頂
武川岳に到着。ここも登山者たちで賑わっていた。
唯一展望のある南東側を眺めながら、ベンチでおにぎりとミニカップ麺を食べた。
12:25 移動開始。焼山へ向かう。
ゆるやかに下ってゆるやかに上り返す。
尾根沿いのゆるやかな上りが続く。
12:45 蔦岩山(1,004m)を通過。
尾根沿いのアップダウンを進む。
樹間に伊豆ヶ岳が見えた。右隣は古御岳。
しばらく進むと武甲山が樹林帯の向こうに見えてきた。
この日何度も見かけたヒオドシチョウ。この個体はカメラを近づけてもぎりぎりまで逃げなかった。
記憶していた以上に下りが続く。
道標では隣の林道へ下りるようになっていたが、尾根をそのまま進んでみた。
少し進むと尾根が林道に削られて断崖になっていた。登山道も途絶えていたが、脇に林道へ下りる道があった。
断崖から眺めた焼山。
林道下りて、再び登山道に入った。帰宅後に調べてみると、前回来た2014年にはすでに林道を通るコースを歩いていた。
焼山の近くまで営林所の林道が並走していた。
焼山直下の急坂を上る。
13:30 焼山山頂
焼山に到着。すぐ後から学生グループが到着して、狭い山頂はにぎやかになった。
ベンチなどはないが、ちょうどよい丸太が転がっていたので、そこに座って休憩することにした。
西側の武甲山。右奥に両神山も見える。
両神山の右には秩父の街と赤久縄山や御荷鉾山などが見えていた。
北東方面の二子山。鉄塔がある右の山は甲仁田山(こうにたやま)。
13:45 二子山へ向かって移動開始。
山頂直下の急登を慎重に下る。
よいペースで来たので、16時くらいには芦ヶ久保に着けそうだと感じていた。
樹林帯をどんどん進む。
焼山と二子山の鞍部付近は、強風が吹くイメージだが、この日の風は穏やかだった。
二子山が近づいてきた。
二子山 (雄岳) 直下の急登を上る。
弱気発言を繰り返していた嫁だが、二子山の上りでも余力があるように見えた。
雄岳山頂部に到着。眺めのよい場所で写真を撮った。
14:30 二子山・雄岳山頂
武甲山と両神山。
両神山と秩父市街地。
山頂南側の眺めのよい露岩へ移動。
眺めを楽しみながらしばし休憩することにした。
西側には大持山・小持山と武甲山が大きい。
武甲山の手前には焼山から二子山へ続く稜線が一望できる。
左に伊豆ヶ岳と古御岳、右に武川岳と焼山が重なって見える。よく歩いたなぁと感じた。
南東方面。正丸峠と伊豆ヶ岳を結ぶ稜線の向こうは広々とした関東平野。
14:45 雄岳の山頂標がある場所に寄ってから、雌岳へ移動開始。
いったん下って上り返す。
14:55 雌岳を通過。
雌岳直下はクサリ場の急坂がしばらく続く。
嫁はロープに頼り過ぎて時々身体が横に振られるので、見ていて少々怖かった。
無事に急坂をクリア。
二子山から30分ほど下ると沢沿いの道となった。
沢沿いは苔むした岩だらけ。たびたび足を止めて、苔観察をしながら進んだ。
さまざまな苔が同居した大岩。まるで苔のシェアハウス。
最後は足腰に疲れを感じていたが、思いのほかしっかり歩けた。
樹間に芦ヶ久保の集落が見えてきた。
16:00 芦ヶ久保に到着。出発時は17時までに下山したいと考えていたが、1時間早く着いた。
芦ヶ久保の道の駅に寄ってみると驚くほど人が多く、帰りの道路も混んでいた。18時半に帰宅したが、眠たくて運転が大変だった。
4時半起床、5時過ぎに出発。芦ヶ久保には6時50分頃到着。電車で正丸駅まで移動して、そこから伊豆ヶ岳、武川岳、焼山、二子山と縦走して芦ヶ久保に下山した。新型コロナが世界中に蔓延して大変な時期だが、人込みを避けられる山は大丈夫だと考えてトレーニング登山に出かけた。考えることは皆同じようで、山は登山者が多く、行き帰りの道路も混んでいた。
朝から快晴で、1ヵ月ぶりの山歩きを存分に楽しめた。運動不足が続いていたが、問題なく7時間コースを歩けたことはちょっとした自信になった。5月の連休に向けて状態を上げていきたい。