2013年12月14日 土曜日

高尾山・陣馬山 縦走

599 m 855 m

 4時半起床、4時55分出発。高尾山口駅の駐車場には5時55分到着。ケーブルの始発前に高尾山の山頂へ着くように出発したので、前半は比較的静かな山歩きが続き、富士山や丹沢の山並を各展望スポットから楽しめた。登山道は広くてよく整備されていたので、団体ハイカーとすれ違ったり、トレイル・ランナーに抜かれたりしても、問題なく歩くことができたが、時間と共にハイカーの数は増えて、景信山や陣馬山は多数のハイカーでにぎわっていた。

 陣馬高原下からはバスを利用したが、13時台に下山できるとは思っていなかったので、13時台のバス時間を調べていなかった。13:25のバスに丁度乗れたからよかったものの、あやうく次のバスまで1時間待ちとなるところだった。また、バスの終点で下車するとそこは高尾山口駅ではなく高尾駅で、そこから通りすがりの方に道を尋ねて高尾山口駅まで歩くことになった。2km以上余計に歩いて、よいトレーニングになったと言えるが、今回は完全にリサーチが甘かった。

登山コースデータ
単純標高差 : 644 m
累積標高差 : 1,335 m
コース距離 : 19.4 km
標準コースタイム : 6 時間 40 分
歩行データ
総歩行時間 : 5 時間 35 分
総行動時間 : 7 時間 5 分

 コースタイム

高尾山口駅P 6:20 ⇒ 7:05 稲荷山 7:10 ⇒ 7:40 高尾山 8:00 ⇒ 8:30 一丁平 8:35 ⇒ 8:55 城山 9:00 ⇒ 小仏峠 9:15 ⇒ 9:45 景信山 10:05 ⇒ 11:05 明王峠 11:10 ⇒ 11:45 陣馬山 12:15 ⇒ 和田峠 12:30 ⇒ 陣馬高原下BS 13:25  [高尾駅 14:05 ⇒ 高尾山口駅P 14:45]

5:55 高尾山口駅 有料駐車場

駐車場に到着。3割程度の入りだが、出発するハイカーの姿がちらほら見られた。

6:20 駐車場を出発。ケーブル駅の左側を抜けて、稲荷山コースへ。駅周辺は外灯が多くて明るかった。

稲荷山コースの入口からは階段が続いた。明るくなってきたので、登山道でもヘッドライトは必要なかった。

6:46 樹林の間から日の出が見えた。

色を付けたように周囲が朝陽に染まっていた。

7:05 稲荷山(396m)に到着。稲荷山の展望台は東側が開けていて、筑波山や都心のビル群がよく見えた。

北東に見えた筑波山。

東京スカイツリーもはっきり見分けられた。

写真を撮って先へ進んだ。近くのトイレは施設の老朽化で使用中止になっていた。

登山道は広くてよく整備されていた。段差の大きい階段もトレーニングのつもりでがんがん上った。

ベンチなどが置かれた分岐を通過。

山頂下の長い階段を上る。

7:40 高尾山(599.2m)に到着。まだケーブルの始発前で人は少なかったが続々とハイカーが上ってきていた。

樹間から朝陽に輝く相模湾が見えた。広々した山頂にはベンチやテーブルがあちこちに配置され、自販機や茶屋もあって、山というより完全に行楽地の雰囲気だった。

茶屋の前にあった高尾山の二等三角点。

山頂広場をあちこち歩き回ってから、眺めのよい南側の展望台へ移動した。

南側の展望台からの眺め。左から大山、二ノ塔と三ノ塔、丹沢山、蛭ヶ岳、袖平山、大室山、そして富士山。

真ん中に富士山、左は大室山で、右は御正体山と赤鞍ヶ岳。

山頂を見て回っているうちに人が増えてきたので、8:00 写真を撮って先へ進むことにした。

高尾山の登山コースは、距離や時間を示した道標が、よく整備されていた。陣馬山まで5時間となっていた。

しばらく進むと「もみじ台」の茶屋が見えてきた。もみじ台も南側の眺めがよかった。

綺麗に整備された階段だが、段差と幅が合わなくて歩きづらかった。

送電線NO.9の脇を通る。

8:30 テーブルベンチが並んだ一丁平に到着。トイレに寄ってしばし休憩。

階段を上がると一丁平の展望台に出た。ここも南側の展望が素晴らしかった。

丹沢山塊。左端から行者ヶ岳、本間ノ頭、丹沢山、ほぼ真ん中に不動ノ峰、鬼ヶ岩ノ頭、蛭ヶ岳と並び、右に袖ヶ岳。蛭ヶ岳の手前は高塚山で、袖平山の手前は石老山。

左から経ヶ岳、仏果山と高旗山、大山三峰山、大山と続く。

時折、トレイルランナーや足の速いハイカーが追い抜いて行くが、道が広いので問題なし。

道路公団の無線塔。

8:55 城山(670.3m)に到着。山頂は東側の眺めがよかった。木彫りの天狗は2011年に設置されたらしい。

城山茶屋では店番が開店準備をしていた。

山頂の南側は広場のようになっていた。

こちらはNTT無線塔。鉄塔がやたらと多い。

城山から小仏峠までは120mほどの下りとなる。

途中で廃屋を通過。

限られてはいるが展望はきくので、ここも以前は茶屋だったのかも。

小仏峠手前の急坂を下る。

9:15 小仏峠(548m)に到着。おじいさんが掃き掃除をしていた。

小仏峠からの眺め。

ここから景信山まで200mほど上り返す。

しばらく進むと東側が開けた道となった。

真ん中に延びるのは小仏トンネルから続く中央自動車道。右端には高尾山も見える。

東側の眺めを楽しみながら広く明るい登山道をひと上り。

9:45 景信山(727.1m)に到着。

景信茶屋の展望台は南側の眺めがよい。

陽が高くなり、富士山がますますくっきり見えていた。

丹沢山塊。

広い山頂は多くの人で賑わっていて、テーブルやベンチが山頂を埋め尽くすように沢山並べられていた。

山頂標は茶屋から少し上がった目立たない場所に、ひっそり設置されていた。

東側の眺め。眼下には北高尾山稜。この山塊の反対側に北条氏照の居城・八王子城があったらしい。

10:05 20分ほど休んで出発。この時点では、陣馬高原下14:25 のバスに乗れればよいと思っていた。

明王峠までは緩やかなアップダウンが続く。

巻き道は通らず、尾根筋をひたすら進んだ。

木々の間から見えた御前山(左)と大岳山(右)。

11:05 明王峠(738.9m)に到着。

多くのハイカーが休んでいた。

すれ違うトレイル・ランナーや団体ハイカーの数が増えてきた。

いよいよ陣馬山が近くなってきた。

11:45 ついに最終目的地・陣馬山(854.8m)に到着。人の多さにびっくりした。

休憩場所を確保する前に、とりあえず記念撮影。

山頂の白馬像は、京王電鉄が1960年代に観光地と売り出すために建てたものらしい。

南東側の眺め。樹木に阻まれているが、左側に歩いてきた奥高尾山稜が見える。右は経ヶ岳と仏果山。

南西側の眺め。左に檜洞丸と大室山、真ん中に富士山、右に三ツ峠山と黒岳。右手前は富士見茶屋のデッキ。

北西側の眺め。左奥からハマイバ丸、権現岳、雁腹摺山、小金沢山、大菩薩嶺、三頭山、手前に大きく生藤山(しょうとうさん)、右奥に雲取山、御前山と続く。

生藤山の左に三頭山、右には雲取山。左端の奥には北奥千丈ヶ岳と国師ヶ岳も見える。

北側の眺め。左から生藤山、雲取山、御前山、大岳山、さらに奥多摩の峰々と続く。

テーブルベンチは人で一杯。高原のようにだだっ広い山頂は、大賑わいだった。

空いたテーブルでカップ麺とおにぎりを食べた。13時台のバスに間に合いそうなので早めに降りることにした。

12:15 下山開始。小屋に貼ってあったバス時刻表を見て、13時台は45分と確認。(のはずだったが…)

和田峠まではほとんど階段。

12:30 和田峠(690m)に到着。車の数はそれほどでもなかった。

峠の茶屋。

和田峠からは林道歩きとなる。陣馬高原下バス停までは徒歩45分ほどなので、のんびり歩いた。

林道はトレーニングで上り下りする自転車が多かった。スピードを出して下ってくる自転車は音がしないので危険を感じた。

集落が近づいた頃、後から来た中年ハイカー2名に続けて追い越されたが、どちらも小走りで先を急いでいる。「あれっ、バス時間がギリギリなのか?」と不安を覚え、早歩きで後を追った。バスは45分のはずだか、14時台も15時台も25分なので、もしかしたら13時台も25分なのではと思い当たり、半信半疑で先を急いだ。 結局バスは13:25で、乗ると同時に発車した。あやうく次のバスまで1時間待ちになるところだった。 途中で多くのハイカーが乗り込んできて、バスは超満員。座れてよかったと思いつつ、14:05 終点に到着。

駅の北口から駐車場のある南側へ回る道を駅員に聞いて移動するが、どうも周囲の様子が違う。駐車場も見当たらない。仕方ないので通りすがりのおじさんに尋ねると、ここは高尾駅で、高尾山口駅は一駅向こうであると分かった。これにはまいった。高尾山口駅と高尾駅を混同していた。下調べはきちんとしておくべきだと再認識した。

14:10 仕方ないので高尾駅から歩くことにした。

おじさんに教えてもらった通り、甲州街道をひたすら進む。

14:45 やっと高尾山口駅に到着。

駐車料金1,000円を払って帰路に着き、16時ちょっと前に帰宅した。