2012年5月13日 日曜日

大岳山 縦走

1,266 m

 2時40分起床、3時半出発。現地には4時40分到着。日の出とともに奥多摩の山々を巡る縦走登山をスタートした。アップダウンが続くロングコースなのでかなりの疲労を覚悟していたが、3週連続の登山ということもあって体調がよく、終始快適に歩くことができた。訪れるハイカーが多い人気の山域なので、登山道もよく整備されていた。大岳山の山頂から富士山が綺麗に見えていたが、時間とともにハイカーの数がうなぎ上りに増え続け、追われるように早めに下山を開始した。鋸山から続く下りでもよいペースを維持できたし、最後まで余力を感じることができた。心配していた左膝に水が溜まることもなかった。

 奥多摩駅から二俣尾駅までは電車を利用した。車内でたくさんの登山客を見かけたが、ビールを飲んだり何か食べたりしている人が多かった。二俣尾駅からはゆっくり15分ほど歩いて駐車場へ。帰りの道路は渋滞することもなく、1時間45分の運転で済んだ。

登山コースデータ
単純標高差 : 1,046 m
累積標高差 : 1,735 m
コース距離 : 18 km
標準コースタイム : 8 時間
歩行データ
総歩行時間 : 7 時間 40 分
総行動時間 : 9 時間 15 分

 コースタイム

梅の里駐車場 4:55 ⇒ 6:15 三室山 6:20 ⇒ 7:35 日の出山 7:55 ⇒ 8:40 御岳山(長尾平分岐) 8:50 ⇒ 芥場峠 9:30 ⇒ 10:00 大岳山荘 10:10 ⇒ 10:25 大岳山 11:05 ⇒ 12:15 鋸山 12:25 ⇒ 天聖神社 13:25 ⇒ 登計峠 13:50 ⇒ 奥多摩駅 2:10

4:40 梅の里 無料駐車場

吉川英治記念館向かいの駐車場を利用した。

吉野街道沿いのコンビニ前から愛宕神社へ。

鳥居をくぐって愛宕神社の境内へ入る。

長い階段を上る。

階段を上ると愛宕神社の本殿があり、登山道はその左側にあった。

最初からけっこうな坂が続く。

山道脇には「山内新四国八十八ヵ所霊場」の石碑が目についた。

黙々と上り続け、5:55 愛宕神社(584m)奥の院に到着。

しばらく緩やかに下って再び上りが続く。

分岐が度々あって、途中で道を間違えそうになった。

6:15 三室山に到着。用事があってこれで下山するという先着の男性としばしの談笑後、先へ進んだ。

日向和田駅からのコースと合流する地点はすぐだった。

歩きやすい山道を進み、左下に梅ノ木林道が見えてくると南西側の開けた場所に出る。

左に麻生山、右に大岳山と日の出山が見えた。丹沢山系も見えていたが、高圧線が興ざめであった。

鉄塔の下を通り、6:35 梅野木峠に到着。登山道がすぐに分からなかったが、石碑の右の道が正解だった。

林道をしばらく進むと前方に電波塔が現れ、右脇の林道がそのまま登山道につながっていた。

広く緩やかな山道を進んで金比羅尾根との分岐を過ぎると、上りがきつくなってくる。

山頂手前の急登を上る。

7:35 日の出山 902m

日の出山に到着。無線通信をしている先客が1人いた。

適度な広さの山頂にはベンチや東屋があり、展望は南側が開けていた。

南東の横浜・東京方面。右手前の山は麻生山。

 

南側の奥には丹沢山系。左から大山、丹沢山、蛭ヶ岳、檜洞丸、大室山と並ぶ。

西側の樹間に見えた奥ノ院と御岳山。右奥には鷹ノ巣山も見えていた。

写真を一通り撮ってから行動食をとり、7:55 御岳山へ向かった。

山頂直下の石段を下りると水洗トイレがあった。

トイレの近くには素泊まり2千円の東雲山荘もある。

広くて歩きやすい山道が続く。途中で、武蔵御嶽神社の鳥居をくぐった。

日の出山から30分ほど歩くと民家が目立ち始め、そのうち御岳山の集落に入る。

8:30 天然記念物の「神代ケヤキ」を通過。このあたりから登山者の姿が増えてきた。

間近に見た神代ケヤキ。幹の太さは8.2mある。

8:35 御嶽神社の山門をくぐっていったん境内へ入る。

本殿までは行かずに、迂回路を進んだ。

8:40 長尾平入口のベンチで小休憩。

長谷川恒男の立派な石碑が建てられていた。

整備された山道を進む。

天狗の腰掛杉を通過。右へ進むと奥ノ院への道となるが今回はスルー。

青々とした新緑の中を歩く。カエデ系の樹木は紅葉が綺麗だが、新緑も鮮やかだ。

延々と上り坂が続く。大岳山までは550m位上ることになる。9:30 芥場峠を通過。

前方の樹間に大岳山の山頂部を見ながらしばらく進むと、クサリ場などの岩稜帯に入った。

それほど危険な箇所はないので、クサリ場や階段などもどんどん進む。

10:10 荒廃した大岳山荘に到着。大きな展望デッキの前には崩落危険の標札あり。

柵を越えて展望デッキから写真を撮った。南側の眺めが素晴らしく、富士山や丹沢の山々がよく見えていた。

大岳神社を通過して、最後の上りに取りかかる。

ここまで約5時間歩いているので、さすがに身体がきつくなってきた。嫁もスピードが上がらない。

山頂直下の急登は大変だが距離は短いので、一気によじ登る。

10:25 大岳山 1,266m

ついに大岳山の山頂に到着。

まずは山頂標と記念撮影。

南側の正面に富士山が綺麗に見えていた。

富士山の左に見えた丹沢山系。

丹沢から富士山。登山者が多いので最前列に出て写真を撮った。

富士山の右には三ツ峠山、黒岳、雁腹摺山、小金沢山、大菩薩嶺と続き、右端には御前山も見える。

空いたベンチで食事をとっていると、登山者の数がみるみる増えて山頂は人だらけに。

とても落ち着いていられないので早めに下山を開始。鋸山へ向かった。

山頂直下の急坂を下りているうちに、再び山の静かな時間が戻ってきた。

急坂が終わると緩やかなアップダウンが続く。上りの登山者と何度かすれ違った。

鋸山が近くなると上りも険しくなる。

ここまでくると少しの上りでもきつく感じるが頑張って歩を進める。

12:15 鋸山 1,109m

鋸山に到着。展望のない山頂で、中高年の団体が休んでいた。

親切な登山者が写真を撮りましょうと声をかけてくれた。コーヒーを飲んでから先へ進んだ。

鋸山からは800m以上の下りとなる。

途中の三角点(1046.7m)も通過してどんどん下る。

13:25 天聖神社の天狗像を通過。

しばらく進むと奥多摩の集落が見えてきた。

13:50 登計峠に出た。足の速い登山者に何人か抜かれたものの、よいペースを維持できた。

奥多摩駅2:08発に間に合うかもと思い、愛宕神社をスルーして巻き道へ。

駅まで先に行って切符を買っておこうと思ったが、途中で無理はやめようと思い至った。

2:10 奥多摩駅に到着。時間までマッサージをして足を休めた。

2:42発の電車で二俣尾駅へ。

30分ほどで二俣尾駅に着いた。その後、吉川英治記念館前の駐車場までのんびり歩いて戻った。