2010年5月5日 土曜日
瑞牆山
2,230 m
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コースタイム
瑞牆山荘 5:45 → 富士見平小屋 6:35 → 天鳥沢 7:00 → 8:50 瑞牆山山頂 10:10 → 天鳥沢 11:25 → 富士見平小屋 11:55 → 12:25 林道の展望ポイント 12:35 → 瑞牆山荘12:50
23号から610号へ乗り換えて行くと、黒森鉱泉側から瑞牆山が見えてきた。
5:10 瑞牆山荘到着。
ゆっくり身支度を整えてから出発。シラカバなどが生い茂る斜面を上って行く。
20分ほど歩くと林道に出る。林道を分けてさらに登山道を上って行く。
しばらくすると、樹林帯の間から瑞牆山の独特な山容が見えてきた。
50分で富士見小屋に到着。
この日は朝から快晴で、小屋の前から富士山がくっきり見えた。
富士見小屋の西側から瑞牆山へ向かう。
ゆるやかに下って行くと、徐々に瑞牆山の岩峰が近づいてくる。
樹間に見えた瑞牆山。
小川山方面との分岐を過ぎると、天鳥沢までは急な下り。
出発から1時間15分で天鳥沢に到着。
沢を渡って少し行くと、「桃太郎岩」と呼ばれる大岩が現れた。不思議なくらい見事に割れていた。
桃太郎岩の横を通っていく。
クサリの付けられたナメ滝の脇を登る。
桃太郎岩を過ぎると険しい上りが始まる。
積雪はほとんどなかったが、下りてきた登山者が、最後はアイゼンが必要だと教えてくれた。
樹林の切れ間から金峰山が見えた。山頂付近は真っ白だった。
樹間に見えた富士山。
ゴツゴツした急坂を上っていくと、頭上に大ヤスリ岩が現れる。
大ヤスリ岩の基部から頂上直下の岩壁へ向かう。
残り10分の標札付近で登山道は完全なアイスバーンとなっていた。
アイゼンを装着して進んだ。
ガチガチに凍った北側の斜面で娘は見事にこけたが、怪我はなかった。
アイスパーンを超えて山頂へ。
8:50 出発から約3時間で誰もいない山頂に到着した。まずは三脚を使って記念撮影。
北西方面に見えた八ヶ岳。
南西方面の南アルプス。
左から農鳥岳、間ノ岳、北岳と続く白峰三山。
仙丈ケ岳と甲斐駒ケ岳。
最初は雲がかかっていた中央アルプスと御嶽山も時間とともに見えてきた。
北側のずっと向こうには浅間山も見えていた。
南方面には富士山がくっきり見えてきた。
山頂から見た大ヤスリ岩。
北東には小川山が近かった。
南側の切れ落ちた断崖絶壁で写真をたくさん撮った。
とにかく眺めがよくて気持ちがよい。徐々にハイカーが増える中、何枚も写真を撮った
山頂東側で昼食にした。向こうに見えるのは金峰山。
山頂に着いてから1時間20分、存分に瑞牆山の大パノラマを楽しんだ。
名残惜しい気もしたが、テント設営もあるので、10:10 アイゼンを履いて下山を開始した。
ガチガチのアイスバーンで、下りは大変だった。
娘がまたこけたが問題なし。
北側の斜面が終わるとアイゼンを外して、岩の急斜面をひたすら下りた。
桃太郎岩の階段まで来ると、行きでは気づかなかった杖が目に付いた。
天鳥沢から小川山の分岐までは上り返しがしばらく続く。
小川山の分岐を過ぎると富士見小屋まではすぐだった
瑞牆山の展望ポイントに寄るため、帰りは林道をまわった。歩きやすいゆるやかな道が続いた。
林道から再び登山道に入ると、瑞牆山荘までは10分ほど。
瑞牆山は素晴らしい展望の山だった。
2時起床、2時20分出発。連休で高速は混んでいたが、渋滞するほどではなく、予定通り3時間弱で瑞牆山荘に到着した。早い時間に出発するハイカーは金峰山へ向かう人が多いので、山頂まで静かな山歩きを楽しめた。積雪はあまりなかったが、残り10分のところから道がアイスバーンとなり最後に軽アイゼンを装着した。
山頂は南側がすっぱりと切れ落ちた岩峰になっており、富士山、南アルプス、八ヶ岳と続く大パノラマが広がっていた。雄大な眺めを楽しみながら昼食を取り、山頂で1時間以上のんびり過ごした。時間とともに登ってくるハイカーが増え始めたが、山頂の岩峰に上がった瞬間、皆一様に感嘆の声を上げていた。山頂で過ごした時間があまりに気持ちよく、連休登山はこの山だけでも十分と思えるくらい満足度は高かった。
下山後、靴だけ履き替えて丘の公園オートキャンプ場へ向かった。時間は十分あったので、テント設営やバーベキューの準備も余裕を持ってすることができた。