2017年6月10日 土曜日
三ツドッケ・蕎麦粒山
1,576 m 1,473 m
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コースタイム
東日原P 5:05 ⇒ 7:25 一杯水避難小屋 7:30 ⇒ 8:00 三ツドッケ 8:20 ⇒ 仙元峠 9:30 ⇒ 9:45 蕎麦粒山 9:55 ⇒ 10:35 日向沢ノ峰 10:50 ⇒ 蕎麦粒山 11:40 ⇒ 12:50 一杯水避難小屋 13:05 ⇒ 東日原P 14:30
4:40 東日原 有料駐車場
東日原に到着。すでに出発の準備をしているハイカー数組の姿があった。
バス亭のトイレを借りて、5:05 登山スタート。
上り始めは民家の脇を進む。
尾根に出るまでは九十九折りの急登が続く。
尾根に出てからは傾斜は緩まり、新緑の道となった。
いつもヨコスズ尾根は下りにつかうので、初めて歩くルートに近い感覚だった。
7:25 一杯水避難小屋に到着。
小屋の前のテーブルベンチで小休止。お腹が減ったのでアンパンを食べた。
避難小屋の脇を通って、三ツドッケへ。
急登を上りつめて南峰に着くと、しばらくヤセ尾根歩きが続く。
鞍部に出て、最後の上りとなる。
山頂直下の急坂を上る。
山頂下にはきれいなヤマツヅジが咲いていた。
8:00 三ツドッケ (天目山) 1,576m
三ツドッケに到着。
三角点にカメラを置いてセルフタイマー撮影。
今日のコースでは一番眺めのよい所なので、誰もいない山頂で長めの休憩をとることにした。
北東側。左手前にシャクナン尾根の小ピーク。その右には武甲山、小持山と大持山など奥武蔵の山々が並ぶ。
東側。左に有間山、中央に蕎麦粒山、右に川苔山。これから歩く稜線がよく見える。
南側。左から本仁田山、大岳山、御前山、六ッ石山、三頭山。
御前山の上には丹沢の山々がずらりと見えた。
南西側。左端に三頭山、うっすら富士山が見えて、さらに鷹ノ巣山、日蔭名栗山、高丸山、七ッ石山、右端に雲取山。雲取山の手前、採掘場があるのが天祖山。
先週同様、この日も富士山は見えていた。右は鷹ノ巣山。
西側の眺め。左から雲取山、芋木ノドッケと白岩山、滝谷ノ峰、右端に酉谷山。
8:20 三ツドッケを後にして蕎麦粒山へ向かった。
南峰へ上り返す。
避難小屋へは下らず、そのまま尾根筋に蕎麦粒山方面へ下った。地図にルートは記されていないが踏み跡があった。
しばらく下ると避難小屋からの巻き道と合流した。
長沢背稜と同じような起伏の少ない道が続く。時折風もとおって新緑の下を気持ちよく歩いた。
山道脇に小さな花が咲いていた。クワガタソウだろうか。
ブナの大木。カエデ類も多かった。
分岐に出たが、仙元峠経由の尾根筋で蕎麦粒山へ向かうことにした。
9:30 樹林に囲まれた仙元峠に到着。
峠で二股に分かれるが、古い道標は朽ち果てて文字が読めず、方角で下りる道を判断した。
鞍部まで下るとすぐ巻き道と合流した。
三ツドッケから蕎麦粒山はカエデ類が多く、陽光に輝く新緑が綺麗だった。
蕎麦粒山手前の急坂を上る。
9:45 蕎麦粒山 1,473m
9:45 蕎麦粒山に到着。カップルが1組食事をしていた。
山頂から川苔山が見えた。右には大岳山と本仁田山も見える。
山頂でおにぎりを食べたが、小さな虫が寄ってくるので落ち着けなかった。9:55 早々に日向沢ノ峰へ向かう。
気持ちのよい新緑の防火帯を下る。
小ピークを上り返す。
イワニガナらしき花が、山頂から少し下りたところに咲いていた。
岩場に咲いていたヤマツツジ。
桂谷ノ峰(1,380m)を越えて、ゆるやかな防火帯を歩く。つきまとう虫がうるさかった。
10:35 日向沢ノ峰 1,356m
今回の折り返し点である日向沢ノ峰に到着。
先週は南側に富士山が見えていたが、この日は見えず。御前山の左奥の丹沢山系も幽かに見える程度だった。
真ん中に蕎麦粒山。左には三ツドッケと芋ノ木ドッケと長沢背稜の山々が並ぶ。
群がる虫を気にしながらも、おにぎりを食べてひと休みした。
10:50 下山開始。来た道を戻ります。
時折心地よい風が吹いて、虫を散らしてくれるが、いつの間にか虫たちは集まってくる。
桂谷ノ峰まで戻ると、大きなアンテナが立てられていて、簡易テントの中の男性が、アマチュア無線をしていた。
桂谷ノ峰を越えると正面に蕎麦粒山が見えた。
いつしか雲が増えてきて、太陽が薄雲に隠れる時間も増えてきた。
山頂直下の急坂を上る。
11:40 再び蕎麦粒山に到着。
狭い山頂は何組かの登山者でにぎわっていた。
蕎麦粒山を越えてからはなだらかな道が続くので、そのまま先へ進んだ。
ハウチハカエデ。カエデ類の新緑が綺麗だったので、どんな種類があるか探しながら歩いた。
5裂で裂片が大きいコミネカエデ。
イロハモミジに似ているが、ひと回り葉が大きいのでオオモミジかな。
鋸歯がないイタヤカエデ。カエデ類で全縁なのは本種のみ。
ウリハダカエデ。地面には芽生えたばかりの対の若葉がたくさん見られた。
オオイタヤメイゲツだろうか? 葉柄が無毛であればコハウチワカエデだが、そこまでよく見なかった。
新緑の気持ちよい道が続いたが、時々左肩が重くなるのでショルダーベルトを緩めてしのいだ。
復路では仙元峠と三ツドッケを巻いて進む。
一杯水は涸れているようだった。
12:50 一杯水避難小屋に到着。テーブルベンチが空いていなかったので、丸太ベンチでひと休みしてから先へ進んだ。
道が狭い上に、落ち葉で足元の凹凸がよく見えないので、足を取られないよう気をつけて進む。
尾根筋から九十九折りの下りとなった。足に疲労がたまってきたが、ゴールは近い。
民家まで来た。嫁が石を蹴飛ばして民家の屋根に当てたので、一瞬凍りついてしまった。
登山道の脇にひっそり咲いていたヤマホタルブクロ。
14:30 駐車場に到着。今日もよいトレーニングになった。
2時半起床、2時55分出発。東日原には4時40分到着。先週に続き夏山登山へ向けてのトレーニングとして、奥多摩に出かけた。長沢背稜と呼ばれる稜線は三ツドッケあたりまでを指すが、その延長上にある蕎麦粒山までのルートも雰囲気は似ていて、起伏の少ない歩きやすい稜線だった。朝から上天気で三ツドッケから富士山が望めたし、陽光に輝く新緑の道を気持ちよく歩けた。立ち止まると虫が集まってきて、本格的に虫の季節が到来したことを感じた。
歩き始めから右足裏に鈍痛があり、左肩は何度も重くなって、不安を感じながらの山行となったが、さほど悪化することもなく、体力的には余裕をもって下山することができた。帰りの運転はノロノロ運転の場所もあったが、2時間半で帰宅できた。