2019年3月2日 土曜日

美の山 (蓑山)

587 m

 5時起床、6時5分出発。破風山登山口駐車場に7時55分到着。皆野町内を歩いて蓑山神社表参道から美の山に登った。車で来たと思われる男性を山頂で見かけた以外、人に会うこともなく、野鳥の声を聴きながら静かなハイキングを楽しめた。下山路はムクゲ自然公園側のルートをつかう予定だったが、道がわからないまま、結局復路も表参道を歩いた。

 秩父紅が見頃を迎えているムクゲ自然公園は予想以上に人が多かったものの、公園が山側へ広くなっているので気になるほどではなかった。セツブンソウやロウバイも楽しめて、のんびりした時間を過ごすことができた。帰りの運転は2時間半ほどかかり、15時55分に帰宅。充実度の高いロングルートもよいが、たまにはのんびりハイクもよいと感じた。

登山コースデータ
単純標高差 : 432 m
累積標高差 : 550 m
コース距離 : 11 km
標準コースタイム : 4 時間 30 分
歩行データ
総歩行時間 : 3 時間 40 分
総行動時間 : 5 時間 10 分

 コースタイム

破風山登山口P 8:05 ⇒ 皆野駅 8:20 ⇒ 8:25 町民運動公園 8:30 ⇒ 蓑山神社 9:20 ⇒ 10:00 美の山(蓑山) 10:15 ⇒ 榛名神社 10:25 ⇒ 蓑山神社 10:50 ⇒ 11:30 ムクゲ自然公園 12:40 ⇒ 皆野駅 13:00 ⇒ 破風山登山口P 13:15

 

8:05 トレッキングスタート。まず赤平川(あかびらかわ)に架かる郷平橋(ごうへいはし)を渡る。

次は荒川に架かる皆野橋を渡る。車が行き交うので端を歩く。

皆野橋から眺めた荒川。奥に見えるのは宝登山。

皆野町内を歩いて、8:20 皆野駅前を通過。

途中で美の山まで「ここが最後のトイレ」とあったので、運動公園のトイレをかりた。

国道140号を渡って、蓑山神社表参道コースに入った。

狭い舗装路の急登が続く。

けっこう上の方まで民家があった。駐車場に停まっている車はジムニーが多かった。

やがて傾斜が緩やかになり、未舗装の山道になった。

蓑山神社の鳥居に到着。鳥居の前には立派な石標が建っていた。

100段以上ある石段を上る。

9:20 蓑山神社に到着。こちらは奥宮で、麓にある皆野町の椋神社が里宮になるらしい。社の前のやせた狛犬は、オオカミがモデルと言われている。扁額は「蓑神社」となっていた。

北側に延びる関東ふれあいの道側をぐるっと回って山頂に向かうことにした。

北側の端に出ると少し展望がきいた。南側に山頂へ向かう。

「小鳥のさえずる森」を抜ける。確かに野鳥がよく鳴いていた。

「花の森」と書かれた標識を過ぎて、中央広場に出た。

10:00 美の山公園の山頂部に到着。

2階建ての展望台に上がる。

展望台の標高は581.5mで、山頂よりも一段低いが、三角点はこちらにある。眼下には広々とした秩父盆地が一望できて、日本の夜景100選にも選ばれている。

西側の眺め。真ん中左に両神山、右には赤久縄山や城峯山が見える。

南西側。左に武甲山、右には奥秩父の山々が薄っすら見える。手前は秩父盆地。

秩父市街地。真ん中に見えるのは秩父太平洋セメントの工場だろうか。

南東側。広場の向こうに駐車場。その上には大霧山が見える。

北東側には登谷山など奥武蔵の山々。右手前には秩父国際ゴルフ場も見えた。

本当の美の山山頂(586.9m)は、展望台から数十メートル歩いたところにある。隣のベンチでおにぎりを食べた。

10:15 来た道を戻って、榛名神社を探した。

道標がなくて道があっているか分からなかったが、10:25 榛名神社の展望東屋に着いた。

展望台のすぐそばにある榛名神社。何故この山に榛名神社があるのか、不思議に思えた。

落ち葉で見ずらくなった踏み跡を探しながら適当に下る。

ムクゲ自然公園の近くに出る道が見つからず、結局往路と同じ道に出てしまった。

10:50 蓑山神社を通過。石段を上ってくる2人組とすれ違った。

登ってきた道とは異なる登山道をしばらく進み、途中で再び往路と同じ道に出た。

舗装路をどんどん下る。

道標に従い、国道140号沿いをムクゲ自然公園方面へ進む。

途中から東側に曲がり、生活道路を歩いた。

11:30 ムクゲ自然公園に到着。車で来る人がほとんどのようで、駐車場に多くの車が停まっていた。

チケット(500円)を買いに案内所へ入ると、農家のおばさん風の人形が座っていた。なかなかのクオリティと存在感です。

公園は東の山側に広がっており、秩父紅の区域はすぐ近くだった。

赤みを帯びた橙色の秩父紅。これはまさに、皇太子の礼服の色で絶対禁色のひとつとされた黄丹(おうに)色ではなかろうか。

若干混んでいたので早めに山側へ移動。セツブンソウと書かれた区域があったので探してみると、数輪だけひっそりと咲いていた。

注意深く見ないと見逃してしまうサイズ。自分の誕生日が節分なので、余計に愛着を覚えるようだ。

公園内の東屋でおにぎりとカップ麺の昼食にした。

食後は無料で開放されている美術館の写真展をのぞいてきた。

再び花畑に戻って、見事に咲いた福寿草をめでる。

花畑にはプロのカメラマンかと思える装備の人たちもいた。

鮮やかな黄色の福寿草。

再び秩父紅。隣の小さな花はオオイヌフグリかな。

赤が濃いものを探して何枚も秩父紅の写真を撮った。

まだまだ秩父紅。

天気もよいので何枚撮っても限りがない。

嫁も携帯カメラで何枚も撮っていた。

12:40 すっかり満足してムクゲ自然公園を後にした。

案内所近くに咲いていた梅の花。

帰り道で電線に留まった野鳥を見かけた。ゴジュウカラかと思ったが、モズだった。

モズの若鳥なのか、身体が小さかった。

秩父紅とセツブンソウが見れて、気持ちのよいハイクになった。

郷平橋から眺めた赤平川と荒川の合流点。

13:15 破風山登山口の駐車場に到着。赤平川の向こうに美の山が見えた。