2011年5月14日 土曜日
茅ヶ岳・金ヶ岳
1,704 m 1,764 m
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コースタイム
深田記念公園P 5:35 ⇒ 6:45 女岩 6:50 ⇒ 大明神岳 7:20 ⇒ 7:45 茅ヶ岳 8:15⇒ 9:05 金ヶ岳(北峰) 9:25 ⇒ 10:25 茅ヶ岳 11:15 ⇒ 大明神岳 11:35 ⇒ 12:10 女岩 12:15 ⇒ 深田記念公園P 13:05
5:15 深田記念公園 無料駐車場
広い無料駐車場には2台の先客。身支度をしている間にもう2台きた。
5:35 登山開始。
最初は平坦な道が続く。
少々歩きづらい石ゴロを過ぎてしばらくすると林道に出る。
林道を横切ってからは緩やかな坂が長々と続く。立派なアカマツの木々が目についた。
6:45 出発から1時間10分で女岩に到着。立ちはだかるような大岩の前に水場があった。
女岩の右手を巻くように登山道は延びている。ここからはキツイ傾斜が続いた。
落ち葉で満たされたつづら折の道を上る。
膝の調子を確かめながらゆっくりと歩を進めた。
7:20 稜線に出ると左に茅ヶ岳の山頂部が見えた。近くの岩場に大明神岳の標札があった。
左の尾根を上って行く。
5分ほどで深田久弥終焉の地に至る。樹間から金峰山が見えていた。
岩がゴロつく山頂直下の急登を上る。
もうすぐかと思ったら、意外と長かった。
7:45 茅ヶ岳山頂に到着。先客は1名のみ。低木に囲まれた山頂は360度の大展望。
珍しい3Dの立体的な方位盤は、残念なことに山名表記がなかった。
広くも狭くもない山頂でしばし休憩。
北側にはこれから向かう金ヶ岳。左奥には八ヶ岳が見える。
西側には南アルプスが一望できた。山頂の標木にカメラを載せてタイマー撮影。
30分ほど休憩してから金ヶ岳へ向かった。
100mほど一気に下る。
大岩の石門が現れた。
すばやく石門をくぐる。
いつ落ちてもおかしくないように見えるが、どういう力学が働いているのだろう。
露岩の急斜面を上る。いくつもの巨岩が突き出ていて、金ヶ岳が岩峰であることがよく分かった。
150mほど上り返すと、三角点が置かれた観音峠との分岐に出た。
さらに上って南峰らしき露岩を通過すると、また下りが始まり少々がっくり。
最後は20mほどの上り返し。
9:05 誰もいない金ヶ岳北峰に到着。展望は木々に遮られて南側のみ。
南西側の南アルプス。20分ほど休憩して、来た道をとって返した。
少し進んだ樹間から、南峰と茅ヶ岳が並んで見えた。
いったん下ってせっせと上り返す。
南峰と思われる露岩から見た茅ヶ岳。
茅ヶ岳を眺めながら露岩の急坂を下る。
ときどき膝にピキッとくるので慎重に歩いた。
途中の突き出た巨岩の上に登ってみた茅ヶ岳。
石門まで下ると茅ヶ岳を見上げるようになる。ここからは最後の上り返し。
100m位の上りとなるが、意外と短く感じた。
10:25 再び茅ヶ岳山頂に到着。朝と同じ場所がちょうど空いたので、そこで休憩することにした。
北側の眺め。金ヶ岳の左奥には八ヶ岳。
編笠山、権現岳、阿弥陀岳、赤岳、横岳と続く八ヶ岳の見事な山並み。
金ヶ岳の右には、横尾山、男山、天狗山、御座山などが並ぶ。
北東方面。左から瑞牆山と小川山、金峰山、北奥千丈岳。
金峰山。
瑞牆山と右後ろに小川山。
東方面にはうっすら大菩薩嶺、小金沢山、牛奥ノ雁ヶ腹摺山、黒岳と続く山塊が見えた。
南東方向。朝は幽かにしか見えなかった富士山だが、時間ともに見えるようになってきた。
南西方向の南アルプス。
鳳凰三山の後ろに農鳥岳と間ノ岳の頭が白く見えていた。
西方面には仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳。写真をたくさん撮ってからゆっくり昼食にした。
11:15 ハイカーがどんどん増えて騒がしくなってきたので、予定を早めて下山開始。
前方の富士山をときおり眺めながら急坂を下る。
歩き始めは膝がぎこちなくカクカクしていた。
下りでは次々にハイカーとすれ違い、びっくりするほど大所帯の団体ともすれ違った。
落ち葉がよい感じのクッションになって、膝の負担を和らげてくれた。
12:10 女岩で休憩してから先へ。ここから緩やかな下りとなる。
朝はつぼみだったニリンソウが登山道の脇にたくさん咲いていた。
スピードを上げると、すぐに膝が痛くなってペースダウン。やはりダメかとがっかり。
林道で馬に乗った人たちと遭遇。「サニー・フィールド」という乗馬クラブのメンバーと思われる。
山とは無関係な嫁の話を聞きながら歩いたが、中身はまったく思い出せない。
深田記念公園に寄ってから、満車状態となった駐車場へ。
13:05 駐車場に到着。天気もよくて素晴らしい一日となった。
3時起床、3時半出発。圏央道と中央道を使い、現地には5時15分に到着。ここ最近、山でスカッとした快晴に恵まれることはなかったが、今回は予報どおりの晴天で、茅ヶ岳山頂から360度の展望を満喫することができた。比較的手軽に登れて展望は申し分なく、トイレ付の駐車場も完備されているので人気は当然だろうが、下りですれ違ったハイカーの数を考えると、昼頃の山頂は大混雑だったと思われる。金ヶ岳は膝の状態次第と考えていたが、特に問題はなかったので計画通り足を延ばした。展望は南側のみなので、眺めを楽しむだけなら茅ヶ岳だけで十分だと感じた。
心配していた帰りの高速道路は、通過が早い時間帯だったためか渋滞もなく、行きと同じ運転時間で済んだ。何とか最後まで持ちこたえてくれた左膝だが、帰宅後確かめてみると再び水がたまってたぷたぷの状態に逆戻りしていた。しっかりケアして地道に強化していくしかないが、完治までには時間がかかりそうだ。