2017年12月17日 日曜日

川苔山

1,363 m 5回目

 4時10分起床、5時5分出発。鳩ノ巣駅には6時40分到着。寒波到来のため、早朝の奥多摩の気温は0度を下回っていた。樹林帯での寒さそれほどでもなかったが、鋸尾根では横殴りの細雪に見舞われて驚いた。山頂付近も風が出ると一気に体感温度が低下して、カメラを持つ指の感覚がなくなるなど冬山の厳しさを感じた。3週間ぶりの登山だったが、ロングコースではないので、下りでは余裕を感じが、数年前と比較して上りのタイムが落ちており、改めて日常的なトレーニングの重要性を痛感した。

 早い時間に帰路についたので、渋滞もなく2時間程度の運転で帰宅できた。

登山コースデータ
単純標高差 : 1,063 m
累積標高差 : 1,335 m
コース距離 : 13.3 km
標準コースタイム : 5 時間 35 分
歩行データ
総歩行時間 : 6 時間 5 分
総行動時間 : 6 時間 55 分

 コースタイム

鳩ノ巣駅P 7:00 ⇒ (休憩10分) ⇒ 大根ノ山ノ神 8:05 ⇒ 9:15 大ダワ 9:20 ⇒ 10:20 舟井戸 10:25 ⇒ 10:55 川苔山 11:25 ⇒ 曲ヶ谷北峰 11:40 ⇒ 舟井戸 12:00 ⇒ 大ダワ 12:45 ⇒ 大根ノ山ノ神 13:25 ⇒ 鳩ノ巣駅P 13:55

6:40 鳩ノ巣駅 無料駐車場

鳩ノ巣駅に到着。まだ半分くらい空いていた。

7:00 駐車場を出発。最初は集落の急坂を進む。車が数台通ったが、この急坂を行き来するのは大変だろうと感じた。

登山道に入ってすぐに便意をもよおしてしまい、適当なところがなくて登山道からかなり離れたところで用を足した。

8:05 大根ノ山ノ神を通過。林道を横切って、大ダワへ向かった。

樹間に見えた南側の山々。樹林帯は風もなく、それほど寒さを感じなかった。

8:25 コブタカ山との分岐を分けて大ダワへ向かう。

分岐から20分ほど進むと、薄暗いスギの植林帯が終わって明るい自然林となった。

チェーンスパイクを用意していたが、積雪はほとんどなく、大ダワの手前に少し残っている程度だった。

9:15 大ダワに到着。小腹が空いたので、あんぱんを食べてから鋸尾根へ進んだ。

鋸尾根は急登の連続で、舟井戸までは約250mの上りとなる。嫁は立ち止まることが多くなってきた。

今回から新しい春秋用の登山シャツを着ていたが、風を通さないので暖かかった。

背後の南にはコブタカ山と本仁田山。左奥には大岳山も見えていた。

大岳山の左奥には朝日に輝く相模湾も見えていた。

急登が終わるとアップダウンの連続となるが、稜線に吹く激しい横風が雪交じりになってきたので驚いた。

雪が雨に変わることを心配したが、小さな雹のような細雪で、そのうち止んでくれた。

舟井戸の手前にも雪が少し残っていた。足元が凍っているので慎重に下る。

10:20 舟井戸のベンチであんぱんを食べていると、後から来た中高年ハイカーに「雪には驚いたねぇ」と声をかけられた。

舟井戸からはもうひと上り。

分岐のある肩に出て、西側の山頂へ向かう。

10:55 川苔山 1,363m

川苔山の山頂に到着。思ったよりも人は少なくて、3つあるベンチのひとつで休憩することができた。

靴をゆるめてくつろいだが、止まっているとすぐ身体が冷えてくるので、すぐフリースを着た。

山頂は西側の眺めがよい。左から飛龍山(大洞山)と雲取山、天祖山、芋ノ木ドッケ、滝谷ノ峰(ほぼ真ん中)、酉谷山と三ツドッケ、大平山と続く。

左奥から雁腹摺山、黒岳、小金沢山、大菩薩嶺と続き、その手前に六ツ石山、ほぼ真ん中に鷹ノ巣山、さらに右へ高丸山、大洞山、雲取山、天祖山と続く。

南西側には雲がかかった富士山。

おにぎりとカップ麺を食べて、コーヒーを飲んでから、11:25 曲ヶ谷北峰へ移動開始。

肩の分岐まで下り、上り返す。

曲ヶ谷北峰の手前で樹林がきれて西側が見えた。左に芋ノ木ドッケと滝谷ノ峰、ほぼ真ん中に三ツドッケ、その右には大平山と蕎麦粒山が並ぶ。

曲ヶ谷北峰からは北側の武甲山と有間山が見えた。風が強くてカメラを持つ指の感覚がなくなってしまったので、写真だけ撮ってすぐ赤杭尾根方面へ下った。

赤杭尾根から防火帯を下って舟井戸へ向かう。

12:00 舟井戸を通過。復路は鋸尾根の迂回路を進んだ。

樹林帯をゆるやかに下っていく。何度か登ってくるハイカーとすれ違ったが、静かな山歩きが続いた。

途中で見かけた野鳥。ミソサザイのような容姿だったが、鳴き声がまるで違っていた。

落ち葉が堆積や倒木に気を付けて歩く。

ゆるやかな上り返しが意外と多かった。

見た目が少し老朽化した桟橋を進む。登山道の定期点検や整備はどのようになっているのか、そのうち調べてみよう。

12:45 大ダワを通過。

北側の樹間に鋸尾根が見えた。真ん中右あたりが川苔山と曲ヶ谷北峰。

13:25 大根ノ山ノ神を通過。登山者が数名休憩していた。

川苔山の下りはゆるやかな坂が多くて歩きやすいので、あまり疲労を感じなかった。

登山道から集落の生活道を下って、13:55 駐車場に到着。よい運動になった。

登山口近くから見た棚沢集落と三角の城山(右)。