2010年5月9日 日曜日
笠取山
1,953 m目
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コースタイム
作場平橋 6:30 → ヤブ沢分岐 6:55 → 笠取小屋 7:50 → 8:05 雁峠分岐 (小さな分水嶺) 8:25 → 8:45 笠取山山頂 9:55 → 水干 (みずひ) 10:20 → 雁峠分岐 10:40 → 10:45 雁峠 10:50 → 雁峠分岐 11:00 → 笠取小屋 11:10 → ヤブ沢峠 11:40 → ヤブ沢分岐 11:50 → 作場平橋 12:00
国道411号から富士山がよく見えた。
勝沼インターを下りてからが長かった。
駐車場に隣接したトイレによって出発。
最初は本谷川に沿った道が続く。
ヤブ沢分岐で一休坂コースへ入った。
藪の中で音がしたと思ったら、ソウシチョウだった。
整備された歩きやすい道がずっと続き、再び沢沿いの道となった。
7:50 笠取小屋に到着。
テーブルなどが整っており、山小屋のおじさんが立ち働いていた。
しばらく行くと防火帯の開けた草原に出て、視界が広がった。
雁峠分岐の先にある小ピークが分水嶺。
8:05 荒川、富士川、多摩川を分ける「小さな分水嶺」に到着。
南には富士山が見えていた。
笠取山が目の前に見えた。
ひと休みした後、笠取山へ向かった。
いったん下って小さな丘を一つ越える。
丘を越えると山頂までまっすぐ坂が続く。
最後はかなり急な坂となるが、距離は長くないので、それほど大変ではなかった。
写真を撮りながらトレーニングのつもりで上った。
8:45 眺めの良い西側の山頂に到着。
南方面の富士山。その手前には三ツ峠山と黒岳も見えていた。
富士山の左、南東方向の大菩薩嶺と雁腹摺山。
山頂の端で食事にした。背後には燕山(つばくらやま)、古礼山、水晶岳、雁坂嶺と続く稜線。
西方面。中央に黒金山、右には北奥千丈岳と国師ヶ岳。黒金山の左奥には南アルプスがずらりと見えていた。
左から上河内岳、前聖岳、赤石岳、悪沢岳と並ぶ。
左から農鳥岳、間ノ岳、北岳と続く白峰三山。農鳥岳の手前は乾徳山。
山頂でのんびりしている間に、単独ハイカーが数名と4人組の団体ハイカーが上ってきた。
にぎやかな団体ハイカーの1人に写真を撮ってもらってから、東側の山頂へ向かった。
西側の山頂から狭い尾根を少し進むと北側の雑木が切れていて、両神山と御荷鉾山が見えた。
アップダウンを繰り返して、東側へさらに進む。山頂部は意外と長く東西に広がっていた。
ものの5分で東側の山頂に到着。夫婦が一組休んでいた。
展望は限られているが、富士山は見えた。
写真を撮って、そのまま水干へ向かった。途中、東西にのびる山頂部の稜線が見えた。
水干尾根の分岐までどんどん下る。
分岐で唐松尾山とシラベ尾根への道を分けて、水干へ向かう。
分岐から300mで「水干(水神社)」に到着。
小さな水たまりはあったが、水源の滴りは確認できず。
水干から5分で笠取小屋と山頂への分岐に出た。
時間があるので雁峠へ寄ることに決めて、小さな分水嶺へ向かった。北東には笠取山が見えていた。
小さな分水嶺では家族ハイカーが休んでいた。
分水嶺の手前で、何度も見かけたルリビタキを写した。
分水嶺から気持ちのよい草原を通って雁峠へ。前方には燕山から雁坂嶺へと続く稜線。
山林を抜けて再び開けた草原に出ると雁峠はすぐそこ。
頭上には飛行機雲がまっすぐに伸びていた。
分水嶺から5分ほどで雁峠に到着。峠から見た笠取山は、名前の由来どおりに笠の形をしていた。
しばらく休んでから来た道を戻った。
雁峠山荘はひっそりとして、使われていないようだった。
帰りは何組かの団体ハイカーとすれ違ったが、思っていたほど多くはなかった。
笠取山荘まで戻ってきた。
笠取山荘のテープルは休憩するハイカーでにぎわっていた。疲れもないのでそのまま先へ進んだ。
帰りは一休坂ではなく、ヤブ沢峠コースを歩いてみた。車も通れる林道をどんどん下る。
ヤブ沢峠の分岐からは何度も小さな沢を渡る。
最後は緩やかな下りを走るように進んだ。
12:00 作場平橋の駐車場に到着。歩き足りないくらいだったが、帰りの運転で疲れました。
連休登山の余韻からしばらく山はいいかなという気もしていたが、梅雨入り前の晴天を逃がすのが惜しくなり、以前から気になっていた多摩川源流の山に登ることを決めた。3時起床、3時40分出発、現地には6時10分に到着した。人気の山なので大勢の団体ハイカーを予期していたが、思いのほか静かな山歩きが楽しめた。5月とは思えない暖かさに遠望がきくか気がかりだったが、山頂から富士山や南アルプスの山々をくっきりと見ることができた。よく整備された歩きやすい道が続くこともあって、体力的にはもの足りなさを感じた。参考にしたコースタイムが甘いように思えたが、時間が余った時点で唐松尾山まで行くことを考えてもよかったかもしれない。
下りで走るくらい余力はあったが、帰りの狭くて曲がりくねった林道の運転で肩が凝ってしまい、最後は運転で疲れてしまった。やはり往復の運転が5時間を超えるとしんどくなる。アプローチの遠さから簡単には行けない山なので、展望がきく日に登れてよかった。