2018年12月2日 日曜日

破風山

626.5 m 2回目

 4時起床、4時半出発。現地に6時到着。今回は17号と深谷バイパスを使って熊谷市側から皆野へ向かったが、予想以上に早く着いた。早朝は曇りがちだったが、時間とともに日差しは強くなり、下山路の前原尾根では陽光に映える鮮やかな紅葉を楽しめた。手軽に登れる紅葉スポットとして、来年以降もマークしようと思えるコースだった。

 帰りは蓑山(美の山)に寄るつもりだったが、140号から美の山公園へ向かう道が渋滞していたので取りやめにした。往路と同じ道を走って14時前には帰宅したので、その後の時間に余裕が持てた。午前中に下山するお手軽登山もよいものだと改めて感じた。

登山コースデータ
単純標高差 : 462 m
累積標高差 : 610 m
コース距離 : 9.6 km
標準コースタイム : 3 時間 35 分
歩行データ
総歩行時間 : 3 時間 45 分
総行動時間 : 4 時間 25 分

 コースタイム

破風山登山口駐車場 6:50 ⇒ 椋宮登山口 7:15 ⇒ 8:40 破風山 9:10 ⇒ 9:25 猿岩 9:35⇒ 男体拝 9:55 ⇒ 前原山 10:50 ⇒ 破風山登山口駐車場 11:15

 

駐車場に到着後、コンビニのトイレへ行ってから再び戻ってきた。6:50 登山スタート。

大渕登山口が見つからずに37号を西へ進んでしまったので、その先にある椋宮登山口から時計まわりで周遊することにした。

7:15 椋宮登山口に到着。先行夫婦を見失って若干不安を覚えつつあったので、道標が見つかってほっとした。

椋宮登山口から桜ヶ谷コースを進む。林道歩きが続いた。

林道脇に見事な紅葉が度々見られた。

周囲にゆず園があり、ひと袋100円でゆずの無人販売をしていた。

スポット的に散見した紅葉。

林道歩きがしばらく続き、南側には秩父の街並みがのぞいていた。

途中、皆野町役場が設置した登山者数を調査するカウンターがあったので、2名分カウントしておいた。

カウンターからしばらく進むと観光客用の公衆トイレもあった。

トイレ付近から眺めた秩父。

遊歩道のような歩きやすい道が続く。

落葉した枯れ木が多く見られたので、この時点では紅葉が残っているのか半信半疑だった。

時々現れる鮮やかな紅葉が目を楽しませてくれる。

紅葉スポットとしての破風山は知らなかったが、カエデ系の鮮やかな赤が多いことに驚いた。

落ち葉の絨毯上を歩く。堆積した落ち葉の量を見て、やはり紅葉狩りには少し遅かったかと感じていた。

そのうちコースは山道らしく傾斜を増したが、急坂は短かった。

8:30 札立峠へ向かう道との分岐を通過。

大きな東屋が出てきた。ここが前原尾根コースとの合流地点。

山頂手前の狭い岩尾根を進む。

8:40 破風山に到着。2005年に娘も連れて風戸側から登っているが、ほとんど山頂の記憶がなかった。

東屋で昼食にしようかとも考えたが、先客の単独ハイカーと2人組が早々に下りて行ったので、一段下がったところで早めの昼食にした。

東側の眺め。左に釜伏山と登谷山、真ん中に蓑山(美の山)、その右に大霧山、笠山、堂平山、丸山と並ぶ。

南側の眺め。左から丸山、二子山、武川岳、真ん中に武甲山、右には天目山、大平山、酉谷山など奥多摩の山々が並ぶ。

西側の樹間には両神山が見えた。

両神山のアップ。

北西側には城峯山と1,003mピークが見えた。

山頂で休んでいる間に、雲に隠れていた太陽が顔をのぞかせ、日差しが増した。

9:10 下山開始。登ってきた数組のハイカーと、ちゅうど入れ替わりとなった。

やせ尾根上の鮮やかな紅葉。山頂付近にも紅葉が残っていた。

東屋の分岐から猿岩・風戸方面へ下った。日差しを浴びた鮮やかな紅葉が東側の斜面に広がっていた。

東屋と猿岩の間は、モミジ平と呼ばれる紅葉スポットだと後で知った。

9:25 猿岩に到着。2005年にも登った時は下りるのが怖くてかなり苦戦したが、今回はすんなり下りることができた。スキルが上がったと思いたいが、誰かが危険個所の足場を作ったのかもしれない。

猿岩から眺めた西側。左は大前山で右が城峯山。

破風山では樹林に阻まれてた北側もよく見えた。ぐるっと写真を撮って岩を下りた。

紅葉写真① 猿岩から下も見事な紅葉が続いた。

紅葉写真②

紅葉写真③

数日前にヤマレコにアップされた紅葉の写真を見なければ来ることはなかったわけで、情報を共有してくれた方に感謝の念がわいた。

紅葉写真④

落ち葉で下が見えない場所が多かったので、急坂は特に注意して下った。

9:50 風戸方面との分岐を通過。前原尾根コースへ入る。

紅葉写真⑤

前原尾根は小さなアップダウンが多かったので、ちょうどよいトレーニングになった。

展望の開けた男体拝(なんたいおがみ)に出た。

男体拝からは北東側の宝登山がよく見えた。右には釜伏山と登谷山も見える。

クサリ場を下る。前原尾根コースは桜ヶ谷コースと異なり、登山道らしい道が続いた。

再び上り返し。

ここまで見事な紅葉が見られるとは思っていなかったので、とても気分がよかった。

紅葉写真⑥

紅葉写真⑦ 暗い針葉樹林の中の日の当たる場所には、ほぼ確実にカエデ類が咲いていた。

おおいに感心したらしい嫁は、カエデの根っこが日の当たる場所に徐々に動いたんだねぇ! と驚くべき新説を唱えていたが、日の当たる場所に育ったカエデ類だけが針葉樹林の中で生き残ったと考えるべきでしょうな。

上り返しはまだまだ続いた。

道標に前原岩稜と書かれた南西側の眺めがよい場所に出た。

真ん中に酉谷山や芋ノ木ドッケなど長沢背稜の山々、右端には和名倉山(白石山)も見える。

和名倉山のアップ。

少し進むと再び樹林が切れて展望が開けた。

西側には先ほどまでいた破風山の山頂が見えた。

やせた岩稜帯を過ぎて一気に下る。

そしてまた上り返し。

紅葉写真⑧

紅葉写真⑨ 標高が下がっても見事な紅葉が見られた。

厚く積もった落ち葉の道を下る。そのうち車の走行音が大きく聞こえるようになってきた。

11:05 大渕登山口に出た。大渕交差点から37号線に入ってすぐの道を上がれば、大渕登山口に着けたと判明した。

私有地の農道から37号に出て、11:15 駐車場に到着。その後、箕山へ向かったが渋滞していたのでUターン。11:50 帰路について、14時前に帰宅した。