2019年1月14日 月曜日
御前山 縦走
1,405 m 2回目
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コースタイム
町営氷川P 7:10 ⇒ 7:35 愛宕山 7:40 ⇒ 8:30 天狗像 8:35 ⇒ 10:00 鋸山 10:10 ⇒ 大ダワ 10:25 ⇒ 鞘口山 11:00 ⇒ クロノ尾山 11:20 ⇒ 12:15 御前山 12:40 ⇒ 惣岳山 12:55 ⇒ 13:45 サス沢山 13:50 ⇒ 奥多摩湖バス停 14:55
6:50 町営氷川駐車場
奥多摩駅近くの昭和橋を渡ったところにある、町営氷川駐車場に車を停めた。
12月から2月の3か月間は無料開放されているが、通常は普通車700円/日帰り。
7:10 登山スタート。駐車場から車道を渡ってすぐのところに登山口がある。
奥多摩の早朝なのでさすがに氷点下だが、1月の冷え込みとしてはそれほどでもないと感じた。
しばらく進むと、愛宕神社へ続く187段の階段に出た。急傾斜の階段をせっせと上る。
階段を上り終えてさらに進み、戦没者慰霊の五重塔と平和の鐘がある高台に出た。
愛宕山(499m)山頂に鎮座する愛宕神社。
愛宕神社の鳥居から登計峠の広場へ。
林道をしばらく歩いて、7:45 鋸尾根の登山道へ入った。鋸山までは約650mの上りとなる。
樹林帯を上る。奥多摩の山らしい眺めの乏しい急な上りが続く。
8:30 天聖神社の天狗像に到着。
天狗像の背後、南西側にはこれから向かう御前山が見えていた。左は鞘口山のようだが、まだ随分遠い。
小さなアップダウンを越えていく。
やせた岩尾根が続いて、梯子なども出てきた。
途中の岩場から見えた北西方向の六ツ石山。
9:30 樹間に見えたのが鋸山かと思ったが、まだまだ先だった。
1,046.7mピークを越えてさらに上る。9:55 御前山へ向かう迂回路を分けた時に、鋸山がもうすぐだと分かった。
10:00 鋸山 1,109m
鋸山に到着。ここまで2時間50分(標準コースタイム 2時間20分)。ひと休みして先へ進んだ。
登ってきた道を分岐まで引き返して、御前山方面へ進んだ。
10:25 鋸山林道と交差する大ダワに到着。林道を横切って再び登山道に入った。
前方に見えたのは御前山かと思ったが、鞘口山だった。大ダワを過ぎてもアップダウンは続き、嫁のペースは大幅にダウン。
鞘口山の手前で、同時刻に奥多摩駅に下りたと思われる後続ハイカーたちに次々と抜かされた。
11:00 鞘口山(1,142m)を通過。
いったん下って、まだ350mほど上り返す必要がある。
11:20 クロノ尾山を通過。嫁を引っ張るつもりで先に上ったが、大失速した嫁のペースはまったく上がらない。
小ピークを越えて樹間に山頂が見えてきた。偽ピークが多くてもう信用できない気分だったが、今度こそ御前山のようだった。
嫁はさらにペースダウン。もはや足腰の衰えた高齢者の歩みとなっていた。
避難小屋近くの分岐を過ぎて、最後の上りにかかる。ここまで来ても積雪はほとんどなかった。
12:15 御前山 1,405m
御前山に到着。樹林に囲まれた山頂で、周囲の山々は樹間にのぞく程度だった。
御前山にも御影石の立派な山頂標が設置されていた。
南側には丹沢の山々が見えた。霧が出るとの予報だったが、そうでもないように見えた。
北西側に見えた飛龍山(左)と雲取山(右)。
雲取山の右には鷹ノ巣山と天祖山も見えていた。
北側の樹間には蕎麦粒山も確認できた。左側は三ツドッケかな。
山頂から少し下ったところの眺めのよいベンチで食事にした。
天気はよかったが、正面に見えるはずの富士山には分厚い雲がかかっていた。
12:40 下山開始。山頂まで予想以上に時間がかかったので、休憩は短めにした。
少し下ると北側が開けた場所にベンチが設置されていた。
北北西方面。真ん中に大きく六ツ石山。その背後には鷹ノ巣山から、滝谷の峰、酉谷山、三ツドッケと長沢背稜の峰々がずらりと並ぶ。
三ツドッケの右、北側の山々。真ん中あたりに蕎麦粒山、右には日向沢ノ峰と川苔山が見える。
少し下ると丸太の柵が出てきた。鞍部まで下って正面の丸い山に上り返す。
12:55 惣岳山(そうがくさん 1,348.5m)を通過。
惣岳山を過ぎると奥多摩湖が見えてきた。
大ブナ尾根をひたすら下る。
急な下りが延々続く。
13:15 樹間に目をやると、富士山が顔をのぞかせていた。あと30分山頂にいればと思わなくもないが、見えただけでも幸運だった。
下りが得意な嫁は快調なペースを維持してどんどん下る。
傾斜がゆるくなって尾根が広くなると、サス沢山はすぐだった。
13:45 サス沢山 展望台 940m
サス沢山の展望台に到着。
展望台から一望した奥多摩湖。海抜は526mほどなので、まだ400mほど下る必要がある。湖の向こうには、左から大菩薩嶺、黒川鶏冠山、飛龍山、倉戸山、榧ノ木山(かやのきやま)、水根山などが並ぶ。
5分ほど眺めを楽しんで、再び下る。
樹間に見える奥多摩湖が徐々に近づいてくる。
最後はかなりの急坂が続いた。2011年に左膝を痛めたのもうなづける。あれで真剣にトレーニングと減量に取り組むようになったのは怪我の功名だったが、水がたまらなくなった後も健康だった左膝を取り戻したいと何度思ったことか。
[奥多摩湖 15:23]のバスに乗れればよいと思っていたが、[15:04]のバスに十分間に合いそうだった。
少し時間に余裕がありそうだったので、頂上広場に寄った。
頂上広場から眺めた小河内ダム。よく見るとダムのすぐ上をトンビが2羽旋回していた。
14:40 小河内ダム
小河内ダムに到着。ダムの上を歩いて奥多摩湖のバス停へ向かう。
ダムの上から眺めた奥多摩湖。
ダムの下には多摩川第一発電所がある。
ダムの上を旋回するトンビ。
2羽のトンビはかなり近くを飛んでいたのでしばらく眺めていたかったが、バス停の場所を探す必要があるので先へ進んだ。
ダムの北側から眺めた御前山とサス沢山。
14:55 奥多摩湖のバス停に到着。ほぼ定刻に来たバスは、混んでいなくて座ることができた。
運賃350円、15分ほどで奥多摩駅に到着。駐車場まで歩いて、15:40 帰路に就いた。
4時半起床、4時55分出発。奥多摩駅には6時50分到着。暖冬が続いていて、この日もそれほど冷え込みを感じなかったが、山も積雪がほとんどなかった。標準コースタイムを1時間以上オーバーしたが、鋸山の前後は小ピークが多くて数字以上に大変な山なので、標準コースタイムが厳し過ぎるのかもしれない。新年の初登りにしては少々ハードだったが、よいトレーニングになった。山頂では雲に隠れていた富士山だが、下山途中の樹間からその姿を拝むことができた。2011年に登って左膝を痛めた因縁の山なので、朝起きた時には嫌な予感がしていたが、何事もなく無事に登ることができたし、体力的には余力も感じた。
帰りの道はスムーズで、17時半過ぎに帰宅。想定より遅い時刻となったが、行きと変わらない運転時間で帰宅できた。