2015年8月22日 土曜日

 讃岐国は昔から降水量と長い河川の少ない乾燥地帯であるが、鎮座地付近は香東川の伏流水が多い湧水地であり、農耕に欠かせない湧き水への信仰が祭祀につながったと考えられている。御神体は「水」であり、別名「定水大明神(さだみずだいみょうじん)」とも呼ばれて、水不足になると統治者は当神社に祈願したと云われる。

 御祭神は孝霊天皇の皇女であり崇神天皇時代の巫女だった倭迹迹日百襲姫命(やまとととひももそひめのみこと)。不思議な力で人々を病から救ったり、謀反を予見して防いだり、竜神と結婚したりと数々の伝承がある。他と合わせた五柱の祭神を総称して、「田村大神(たむらのおおかみ)」と呼ぶ。尚、「田村」の社名は鎮座地名によるもので、坂上田村麻呂との関係はない。

鎮座地 香川県高松市一宮町字宮東286番地
主祭神 倭迹迹日百襲姫命 (やまとととひももそひめのみこと)
五十狭芹彦命 (いさせりひこのみこと) / 別名: 吉備津彦命 (きびつひこのみこと)
猿田彦大神 (さるたひこのおおかみ)
天隠山命 (あめのかぐやまのみこと) / 別名: 高倉下命 (たかくらじのみこと)
天五田根命 (あめのいたねのみこと) / 別名: 天村雲命 (あめのむらくものみこと)
宝物・文化財
備考 式内社(名神大)、讃岐国一之宮、旧国幣中社、別表神社