2017年5月4日 木曜日

 古くから「お多賀さん」として親しまれ、延命長寿・縁結びの神として知られる。神仏習合が進んだ中世から近世にかけて「多賀大明神」として広く信仰を集め、伊勢・熊野とともに庶民の参詣で賑わった。 「お伊勢参らばお多賀へ参れ お伊勢お多賀の子でござる」「お伊勢七度熊野へ三度 お多賀さまへは月参り」とまで謳われ、江戸時代には全国各地に多賀講が組織された。なお、「お多賀の子」とは、伊勢神宮祭神である天照大神が伊邪那岐命と伊邪那美命の御子であることによる。

 古事記には「伊邪那岐大神は淡海(近江)の多賀に坐ます」との記述があり、これが当社の起源とする説があるが、日本書記には異なる記述があり、「淡海」は「淡路」の誤写である可能性も指摘されている。平安時代に編まれた「延喜式神名帳」に「多何神社二座」とあり、この頃までに二神が祀られていたことがわかる。

鎮座地 滋賀県犬上郡多賀町多賀604
主祭神 伊邪那岐命 (いざなぎのみこと)、伊邪那美命 (いざなみのみこと)
宝物・文化財 重要文化財 : 紙本金地著色調馬、厩馬図 六曲屏風
備考 式内社(小)、官幣大社、別表神社、神仏霊場巡拝の道第133番(滋賀1番)