2017年8月3日 木曜日

 厳島神社の創建は、推古天皇元年(593年)と云われ、安芸の有力豪族であった佐伯鞍職(さえきのくらもと)が神託を受けて社を建造し、初代神主になったと伝わる。その後、平安時代末期の仁安3年(1168年)、厳島への信仰が篤かった平清盛の援助を得て、廻廊で結ばれた海上社殿が造営され、現在に近い形に社殿が整備された。

 永い歴史の間に幾度となく自然災害や火災に見舞われ、社殿の床柱は海水に浸るために腐食しやすいが、時の権力者と人々の篤い信仰心に支えられて修理再建が施され、現代に至るまで創建時の荘厳華麗な姿を伝えている。社殿は現在、本殿・拝殿・回廊など6棟が国宝に、14棟が重要文化財に指定されている。

 また、宮島自体も古代から信仰の対象とされており、「安芸の宮島」とも呼ばれて日本三景の1つに数えられている。現在では、文化財保護法による特別史跡及び特別名勝や天然記念物としての指定、または自然公園法による国立公園特別保護区、鳥獣保護区などの指定により、宮島の現状は法的にも守られている。

鎮座地 広島県廿日市市宮島町1-1
主祭神 宗像三女神
  市杵島姫命 (いちきしまひめのみこと)
  田心姫命 (たごりひめのみこと)
  湍津姫命 (たぎつひめのみこと)
宝物・文化財
備考 式内社(名神大)、安芸国一之宮、 旧官幣中社、別表神社