2013年5月25日 土曜日

 石上神宮は、飛鳥から奈良へと続く日本最古の道と云われる「山の辺の道」の中間地点に位置する。「日本書紀」に記された神宮は伊勢神宮と石上神宮だけであり、三輪山を御神体とする大神神社と並ぶ、日本最古の神社として知られる。その起源は古墳時代にまで遡り、武具の製造や管理を担っていた飛鳥時代の豪族・物部氏により祭祀され、朝廷の武器庫としても機能していたという。

 御神体である布都御魂剣は、武甕槌神(たけみかづちのかみ)による葦原中国(あしはらのなかつくに)平定の際に用いられた剣で、神武東征時の熊野において神武天皇が危機に陥った際に、高倉下(たかくらじ)を通して天皇の元に渡り、天皇の危機を救ったと云われる。

鎮座地 奈良県天理市布留町384
主祭神 布都御魂大神 (ふつのみたまのおおかみ)
  = 御神体である布都御魂剣 (ふつのみたまのつるぎ) に宿る神霊
 布留御魂大神 (ふるのみたまのおおかみ)
  = 天璽十種瑞宝 (あまつしるしとくさのみづのたから) の起死回生の霊力を祀ったもの
 布都斯魂大神 (ふつしみたまのおおかみ)
  = 八岐大蛇を退治した素戔嗚尊 (すさのおのみこと) の天十握剣 (あめのとつかのつるぎ) の霊威を祀ったもの
宝物・文化財 国宝 : 七支刀
備考 式内社 (名神大社)、二十二社 (中七社) の一社、旧官幣大社、別表神社 / 御神体 : 布都御魂剣