武川岳縦走

1,052 m

 今週末も関東全域が晴れているので、先週に引き続き縦走に出かけることにした。4時20分起床、4時45分出発。6時25分に芦ヶ久保に着いた。急いで身支度して6時38分の電車に乗り、正丸駅から縦走をスタート。最初に登った伊豆ヶ岳の山頂は、風が強くて手の感覚がなくなるほど寒かった。山伏峠から前武川岳の間が予想以上に長くて、精神的にも一番しんどかった。アップダウンが連続する上に日陰や尾根付近に積雪があり、かなり歩き応えのあるコースだったが、余力を残して歩き終えることができた。焼山と二子山(雄岳)からの展望は素晴らしく、やり切った感のある充実の山行となった。

 帰りは2時間ちょっとの運転ですんだ。今回の縦走でまた体力に自信がついたので、いままで日帰りは無理だと考えていた甲武信ヶ岳などの山にも挑戦できそうな気がしてきた。

登山コースデータ
登山日/天候 2010年1月16日 土曜 / 晴れ
ルート所要時間 正丸駅6:45→馬頭観音7:10→正丸峠7:50→小高山8:15→8:40伊豆ヶ岳8:55→山伏峠9:25→前武川岳10:35→10:55武川岳11:00→蔦岩山11:20→12:05焼山12:45→13:30二子山(雄岳)13:45→二子山(雌岳)13:50→芦ヶ久保駅14:45
難易度データ (≒) 標高差 : 762m / 累積標高差 : 1,390m / 歩行距離 : 14.2km / 標準歩行時間 : 7時間55分

道の駅果樹公園あしがくぼの駐車場に車を停めた。芦ヶ久保駅の場所がすぐ分からず一瞬あせった。

芦ヶ久保駅から電車に乗って、隣り駅の正丸駅から縦走を開始した。

馬頭観音の分岐で登山道に入らず、正丸峠から伊豆ヶ岳へ。近道と勘違いしてわざわざ遠回りしてしまった。

登山道に入るとアオサギがいた。

山の神を祀った「お申講(さるこう)」。

最初はちょっと荒れた感じのなだらかな山道が続いた。

ところどころ雪が残っていた。

正丸峠手前の長い階段を上って、やっと日なたに出た。

正丸峠の林道に出ると昭和天皇の「御展望記念碑」があり、都心の眺めがよかった。

峠からは雪の道となった。

正丸峠から25分で小高山(標高720m)に到着。

これから登る武川岳や二子山が見えた。

広場のような五輪山を過ぎると男坂の鎖場だが、今回は女坂から伊豆ヶ岳へ向かった。

つづら折の山道を上り切って、伊豆ヶ岳の山頂に到着。男性二人組の先客がいた。

西側の展望。左に大持山と小持山、真ん中に前武川岳と武川岳、武川岳の後ろに武甲山の頭、右に蔦岩山。

左奥に御荷鉾山と城峯山、中央に二子山、その後ろには榛名山も見えていた。

二子山。

南東方面には東京と横浜のビル群、朝陽に輝く東京湾も見えた。

山頂から自宅の娘に電話する。風が冷たくて写真を撮っている右手の感覚を失った。

寒いので先を急いだ。

山伏峠へ向かってどんどん下る。伊豆ヶ岳からの標高差は約230m。峠まで風が強かった。

鳥居を抜けると山伏峠の林道に出た。

林道を渡って反対側の山道に入ると、前武川岳への長い長い上りが始まる。

傾斜の急な坂が長々と続く。たまに立ち止まって休みながら、ひたすら上る。

開けた林の切れ目に出ると、背後に伊豆ヶ岳が見えた。

しばし伊豆ヶ岳の眺めを楽しんで、再び上る。

山伏峠から前武川岳までは標高差約380mの上り返しとなる。

長い坂に加えて、積雪にも体力を奪われた。

平坦な道に出ると前武川岳が見えてきた。1時間近く歩いてもまだ遠いのでキツかった。

明るく閑散とした林を歩いていく。

前武川岳(標高1,003m)にやっと到着。山頂付近は雪が深かった。

少し休んでから武川岳へ向かった。

前武川岳から20分で武川岳山頂に到着。ここまでとにかく長かった。まさに「ひと山越えた」という感じ。

武川岳山頂の周囲は樹木に覆われていた。

南東の方角だけが開けていて、大山がよく見えた。

尾根道は雪の吹き溜まりができていて、場所によっては雪が深かった。何度か軽アイゼンの使用を考えたが、そのまま進んだ。

日当りのよい緩やかな稜線を上って蔦岩山(1,004m)に到着。

小さな看板だけの山頂だった。

蔦岩山を過ぎた当たりから南東方面を眺める。武川岳から左にのびた稜線の奥に、伊豆ヶ岳と古御岳が見える。

のっそりと大きい武川岳。

台形型の伊豆ヶ岳。右には三角に尖がった古御岳が並ぶ。

まだ半分を過ぎたくらいだが、随分歩いたものだと我ながら感心しつつ先へ進んだ。

木立の間に武甲山を見ながら雪の道を下っていく。

足元がすべるので慎重に歩いた。

200m以上下って、今度は上り返す。この頃になるとだいぶん疲れが溜まって太腿に張りが出てきた。

12:05 ついに焼山に到着。

西側に見えた大持山と小持山。

武甲山のとなりには両神山。空は晴れ渡って、素晴らしい展望が広がっていた。

北西方面。両神山、二子山、赤久縄山、御荷鉾山、城峯山と続く山並。

北方面。榛名山、子持山、赤城山、日光連山と続く。

くっきり見えた両神山。

榛名山。

北東方面には二子山と甲仁田山。前回は私がカップ麺を倒してしまったが、今回はきちんと食べた。

東側には奥武蔵の山並。

前回は私がカップ麺を倒してしまったが、今回はきちんと食べた。

誰もいない山頂で眺めを堪能した。

ゆっくり休んでから二子山へ向かった。

いきなり急な下りが続くので慎重に足を運んだ。

雪で足元が滑るので軽アイゼンの使用を促してみるが、嫁は大丈夫と言うので、結局使いそびれてしまった。

武甲山の時と同じく、長々と下りが続くので、上り返しの始まる麓までが遠く感じられた。

今回の縦走における最後の長い上り返しをひたすら歩く。さすがに足がガクガクして、休みながら上った。

立ち止まって休んではまた上る。ルートの終盤なので、ここまで来ると精神的には楽だった。

13:30 二子山の雄岳山頂に到着。北西方面の眺めがよい。

南西には歩いてきた稜線と焼山が見えた。

雲がかかっていた浅間山も雄岳からはよく見えた。

西には真っ白な八ヶ岳。知らないおじさんに「焼き芋食わんか」と声をかけられたが断った。

しばらく休んで隣の雌岳へ向かった。靴のソールが磨り減っているため、すべって足に負担がかかった。

雌岳の標高は雄岳とほぼ同じ。雌岳の山頂を踏んでから下山を開始した。

雌岳からの下りは傾斜がきつい。完全にロープ頼りで下ったが、それでも滑ってこけた。

いつもならなだらかな下り坂を飛ばして歩くのだが、雪で滑るためにスピードを上げれなかった。

間伐をしているようで、山の斜面に多数の丸太が転がっていた。芦ヶ久保駅が見えたときはうれしかった。

線路下のトンネルを抜けて、芦ヶ久保駅に到着。行動時間8時間の長い縦走をついに歩き切った。