2013年11月3日 日曜日
鷹ノ巣山
1,737 m 3回目
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コースタイム
東日原P 5:35 ⇒ 稲村岩分岐 6:45 ⇒ 8:45 ヒルメシクイノタワ 8:50 ⇒ 9:20 鷹ノ巣山 9:45 ⇒ 日蔭名栗山 10:40 ⇒ 11:10 高丸山 11:15 ⇒ 12:20 七ツ石山 12:50 ⇒ ブナ坂 13:00 ⇒ 唐松谷林道分岐 14:35 ⇒ 日原林道 15:00 ⇒ 八丁橋 16:10 ⇒ 東日原P 17:00
5:10 東日原 有料駐車場
5:35 駐車場を出発。思ったよりも寒くなかった。
5分ほど林道を進むと稲村岩尾根コースの登山口。入口は狭いので、注意しないと見落としてしまいそう。
いったん日原川まで下って、巳ノ戸橋を渡る。
その後は沢沿いの道が続く。
6時を回るとヘッドライトがいらない明るさになった。そのうち傾斜が増して、登山道は沢から離れた。
6:45 稲村岩分岐に到着。稲村岩の頂まで15分ほどだが、寄らずに先へ進んだ。
分岐を過ぎると本格的な上りとなり、鮮やかな紅葉が目につくようになった。
コハウチワカエデの落葉。
オオイタヤメイゲツ。
こちらはウリハダカエデ。
コミネカエデ。
鷹ノ巣山の山頂まで約1,200mの上りが続く。足を止めて休憩し、紅葉を眺めてはまた上る。
見事な紅葉のグラデーション。
鮮やかな紅葉が続く。
先週より下の方まで色付きが増して、広い範囲で紅葉は見頃となっていた。
青空が広がれば、もっと紅葉が陽に映えるのだが、薄雲が広がっていた。
上り始めて3時間。周囲にブナの木が目立つようになってきた。
8:45 ヒルメシクイノタワに到着。平らな場所なので、確かに昼飯をとるにはちょうどよい。
前方に鷹ノ巣山の山頂部が見えてきた。
テンポよく上ってきた嫁のペースが徐々に落ちてきた。
嫁は山頂直下の急登で失速。先週きつい上りを経験していた私は、まだ余力があった。
9:20 鷹ノ巣山(1,736.6m)に到着。5~6人のハイカーが山頂で休んでいた。
南南西方面の眺め。左に三頭山、真ん中に富士山、その右には雁腹摺山、小金沢山、大菩薩嶺と続く。
富士山の山頂部には僅かに雲がかかっていた。富士山の右手前にうっすら見えるのは三ツ峠山。
南東方面。左に大岳山と御前山。右奥は丹沢山系。手前の山並みは左から六ツ石山、水根山、榧ノ木山(かやのきやま)。水根山の稜線(防火帯)を歩くハイカーがよく見えた。
大岳山と御前山。大岳山の左手前は六ツ石山で、御前山の手前は水根山。
南西方面。左に雁腹摺山、小金沢山、大菩薩嶺と続く山並。右奥には南アルプスが見えていた。
南アルプスの山並。左から赤石岳、悪沢岳、蝙蝠岳、塩見岳、真ん中あたりに農鳥岳、間ノ岳、北岳、さらに観音岳、地蔵岳、仙丈ケ岳、甲斐駒ケ岳と続く。
思ったよりも遠望がきいたので嬉しかった。
行動食のナッツとコーヒーをいただいて、しばし休憩。
山頂標で記念撮影。
10時まで休もうかと思っていたが、早めに行動することにした。9:45 山頂を出発。
西側斜面を少し下ると、日蔭名栗山、高丸山、七ツ石山と続く石尾根が樹林の間に見えた。高丸山の左上は大洞山(飛龍山)、右は雲取山。
西側の展望を楽しみながら尾根を下る。
何度も足を止めて写真を撮った。富士山が見えていると気分が違う。
防火帯はカラマツの黄葉に彩られていた。
15分ほど下ると傾斜がゆるくなり、テーブルベンチやテントが見えてきた。
10:00 鷹ノ巣山避難小屋に到着。
中はとても綺麗で、5人程度なら楽に泊まれそうだった。
トイレも完備。正式な幕営場所か知らないが、テント場として十分利用できそうな所だった。
巻き道と分かれる巳ノ戸ノ大クビレを通過。我々は巻かずに尾根の防火帯を進んだ。
広々とした防火帯を上って行く。ふくらはぎに張りが出てきて、ゆるい上りもきつく感じるようになってきた。
日蔭名栗山の山頂手前は、南側が開けていて眺めがよかった。左に三頭山、右に富士山。左手前から延びるのは浅間尾根で、右手前から延びるのは赤指尾根(あかざすおね)。
三頭山の奥には丹沢山系、左手前には奥多摩湖も見えていた。
防火帯の真ん中にテントを張っている人がいた。背後は東側の鷹ノ巣山と石尾根。
さらに進んで、10:40 日蔭名栗山(1,725m)を通過。
山頂は樹林に囲まれて、展望はなかった。
カラマツの黄葉を楽しみながら尾根の防火帯を進む。右の高丸山の上に雲取山、左の七ツ石山の上に大洞山が見える。
平坦な鞍部まで下る
椅子に座ったハイカーが無線交信を楽しんでいた。
高丸山が近づいてきた。すぐ左下の巻き道を歩く登山者が見えたが、我々はそのまま防火帯を直登した。
高丸山の上りはかなり急だった。踏み跡が少ないので、上りやすそうな所を選んで上った。
11:10 高丸山に到着。簡易な標札と三角点があった。5分ほど休憩してから山頂を後にした。
西側の斜面を下り、七ツ石山へ向かう。防火帯の見えるピークが千本ツツジで、七ツ石山はその右上に見える。
七ツ石山までは、他のハイカーに会うことがほとんどなく、静かで心地よい尾根歩きが続いた。
背後の東側には高丸山と日蔭名栗山。
11:45 三角点のある千本ツツジを通過。防火帯のルートは北西へ進路を変える。
少し進むと尾根は開けて七ツ石山が見えた。
七ツ石山の麓に七ツ石小屋の青屋根も確認できた。
真っ直ぐに延びた防火帯を進み、再び三角点を通過。
左下の巻き道との距離が縮まり、走って行くハイカーの姿が見えた。12:00 七ツ石小屋への分岐を通過。
巨石を通過。
廃屋と化した七ツ石神社を通過。
山頂前の最後の上り。ちょうどお腹が減ってきた。
12:20 ハイカーで賑わう七ツ石山(1,757.3m)に到着。石尾根ルートは開放感があって、気持ちよく歩けた。
北西側に、小雲取山から雲取山へ至る石尾根が一望できた。黄葉したカラマツ林が綺麗だった。
南側の眺め。耳障りなほど大きな声で話している男がいると思ったら、鷹ノ巣山でも見かけた若者だった。上機嫌なのは分かるが、静かに眺めを楽しんでいる人も昼寝をしている人も、山頂にいた全員が聞きたくもない会話を聞かされていたぞ。
富士山には笠雲が乗っかっていた。明日の天気は崩れるようだ。
昼食におにぎりとカップ麺を食べた。やはり寒くなると温かいものが美味しい。
12:50 下山開始。日没までに林道に出ればよいと考えていたが、早めに動くことにした。
ブナ坂までの下りは100m弱。一気に下った。
13:00 多くのハイカーで賑わうブナ坂を通過。ここから唐松谷林道を下る。
唐松谷林道は落葉に埋もれていた。よいクッションになったが、岩や木の根が見えなくて歩きづらい所もあった。
イタヤカエデの落葉。
稲村岩尾根も素晴らしかったが、唐松谷林道の紅葉はさらに素晴らしかった。
赤・黄・茶・橙と、見事な紅葉の連続だった。
何度も足を止めて写真撮影。切りがないので、もういい加減にしようと自分に言い聞かせて先を急いだ。
紅葉を楽しみながら、歩きやすい道は早足でどんどん進んだ。
唐松谷の底まで下る。
丸太の橋を渡って川の左岸へ。
谷側が切れ落ちた道が続く。道幅が狭く、崩落気味のところもあるので慎重に歩いた。
古い桟橋が何度か出てきて、ちょっとしたスリルを味わった。
積雪がある時期はかなり危険かも。
鮮やかな紅葉が最後まで続いた。今週は奥多摩に来てよかったと、しみじみ感じた。
落ち葉でふわふわの道を下る。
14:35 富田新道との合流点を通過。この時点で日没までに東日原に着く可能性が見えた。
合流点から15分ほどで吊り橋に到着。
吊り橋から10分ほど上り返して、15:00 日原林道に出た。
林道歩きが延々続く。
疲れて足は棒のようだった。バイク集団が林道の奥へ走り去り、しばらくすると戻ってきて我々を追い抜いて行った。
日原林道も先週より紅葉が進んでおり、近くに見える山肌は見事なグラデーションに色づいていた。
16:10 八丁橋を通過。ちんたら歩いたので、予定より時間がかかってしまった。
日没(16:52)まで40分しかなかったので、八丁橋からは気合を入れ直して、せっせと歩いた。
石灰鉱山の跡地を過ぎて伊勢橋を渡る。
日原川で渓流釣りをする人や、テントを張っている人を見かけた。
伊勢橋からは舗装道となる。日没が近くなり、遊び終えて帰る車が、何台も我々を抜き去った。
16:40 日原渓流釣場を通過し、次は小川谷橋を渡る。徐々に暗くなってきた。
八丁山の向こうに稲村岩が見えてきた。ヘッドライトが必要になる前に着きたかったので、先を急いだ。
いよいよ日没時間が近くなり、一気にあたりが暗くなってきた。集落に入る頃には、小雨が降り始めていた。
駐車場が見えたときはホッとした。飲み物が少なくなっていたので自販機でジュースを買った。
17:00 駐車場に到着。いろんな意味で最後はギリギリだった。
3時起床、3時25分出発。東日原には5時10分到着。今回は稲村岩尾根コースから鷹ノ巣山に登り、石尾根を七ツ石山まで歩いて唐松谷林道を下る日帰り限界に挑戦した。3連休の中日だけあって、鷹ノ巣山と七ツ石山の山頂は多くのハイカーで賑わっていたが、それ以外は静かな山歩きが続いて、見頃を迎えた奥多摩の紅葉を存分に楽しめた。山頂や稜線からの展望も素晴らしかったし、鷹ノ巣山から七ツ石山までの石尾根は、防火帯の広々とした道が続いて心地よかった。奥多摩三大急登に数えられる鷹ノ巣山までの上りはひじょうにきつく、2時間に及ぶ最後の林道歩きにも疲弊した。最後は雨にまで降られたが、日没まで山歩きを楽しめたという充実感に満たされた。
帰りは411号が渋滞していたが、3時間弱の運転で帰宅。事前の天気予報がころころ変わり、半分はトレーニングのつもりでいたが、晩秋の奥多摩を満喫する素晴らしい山行になった。