雲取山

2,017 m

 3連休の中日に東京都の最高峰、雲取山への日帰り登山を敢行した。2時起床、2時20分出発。鴨沢から小袖に入る道が分からず時間をロスしたが、5時に着いたときには狭い登山口の駐車スペースがまだ空いていた。鴨沢からだと歩行が1時間プラスになるので心配だったが、登山口の200m手前にも広い空き地があり、駐車できるようだった。暗いうちからスタートするのは始めてだったが、ヘッドライトのお陰で問題なく歩くことができた。登山道はよく整備されており、危険箇所もゼロ。天気は申し分なく、石尾根に出てから山頂まで素晴らしい眺めを楽しむことができた。仙人的存在である新井信太郎氏の雲取山荘も見てきたが、迂回路を行く際、嫁に促されて違う道へ入りそうになった。事なきを得たが、危うくどこかへ連れられて行くところだった。

 岩の少ない歩きやすい山道に、下りの途中までは予想外の楽勝ペースだったが、堂所を過ぎてから一気に疲労が出た。足指の皮が擦り剥けて、庇いながら歩いたことも疲労につながった。帰りの運転は頭がぼうっとしていたが、何とか持ちこたえて3時間半の運転で帰宅できた。体力の限界に近かったが、達成感のある充実の山行でした。

登山コースデータ
登山日/天候 2009年10月11日 月曜 / 快晴
ルート所要時間 小袖乗越5:10→堂所6:40→ブナ坂十字路8:10→奥多摩小屋8:50→小雲取山9:25→9:45雲取山10:45→11:05雲取山荘11:20→小雲取山12:10→奥多摩小屋12:35→ブナ坂十字路13:05→堂所14:00→小袖乗越15:00
難易度データ (≒) 標高差 : 1,284m / 累積標高差 : 1,725m / 歩行距離 : 21.2km / 標準歩行時間 : 8時間30分

5:10 暗闇の中、ヘッドライトを頼りに歩く。視界が限られているので、小さな物音でもドキッとする。

廃屋を何軒か過ぎて、スタートから30分もすると徐々に明るくなってきた。南の山間に三頭山の山陰が見えた。

6時頃にはライトの必要がなくなった。午前中に部活がある娘に電話をしてみる。既に起きていた。

植林と雑木林の緩やかな坂を歩き続け、1時間半で堂所に到着。前夜の雨で場所によってはぬかるんでいた。

樹林の切れ間から富士山がくっきり見えた。

7:10 マムシ岩と呼ばれる露岩を通り過ぎる。山道脇で鳥の巣箱をたくさん見かけた。

木橋を渡り、右手に七ツ石小屋へ続く道を分けて進む。

ゆるやかで歩きやすい登山道なので、あまり疲労を感じなかった。

南側の樹間に朝陽に輝く東京湾が見えた。

西側には南アルプスも見えた。

左から間ノ岳、北岳、鳳凰三山、仙丈ケ岳、甲斐駒ケ岳、鋸岳。

前方の北側には雲取山の山頂が見えた。

8:10 石尾根縦走路と唐松谷林道が交差するブナ坂十字路に出た。

ここからは尾根歩きとなる。

左手には南アルプスが並ぶ。

左から布引山、上河内岳、聖岳、赤石岳、悪沢岳、右端に蝙蝠岳。

さらに、塩見岳、農鳥岳、西農鳥岳、間ノ岳、北岳、鳳凰三山と続く。

気持ちのよい石尾根の防火帯を歩く。正面の西に大洞山が大きい。

南側、富士山の左側には丹沢山や蛭ヶ岳など丹沢山地の山々と御正体山などが並ぶ。

富士山の右には小金沢山と大菩薩嶺が並ぶ。富士山の手前は雁腹摺山(がんがはらすりやま)。

南から西にかけての眺めを楽しみながら歩く。天気もよくて尾根歩きは開放感抜群だった。

防火帯で下山して行く団体ハイカーと何度もすれ違った。

北側前方に小雲取山と雲取山頂避難小屋が見えてきた。

8:40 ヘリポートのある五十人平を通過した。

ヘリポートから5分ほどで奥多摩小屋に到着。

小学生連れの母親が「昨日は雹が降った」と話していた。

奥多摩小屋を過ぎて、やや急勾配の坂をヨモギの頭まで上る。

右手にまき道があった。

樹林帯を越えてさらに上る。

富田新道との分岐がある小雲取山までくると雲取山頂避難小屋が見えてくる。

左から北奥千丈岳、国師ヶ岳、唐松尾山、甲武信ヶ岳、三宝山。西側の山並を一瞬八ヶ岳かと思ったが間違いだった。

山頂避難小屋が見えてからもけっこう距離はある。

尾根歩きが気持ちよくてあまり疲れは感じなかった。

青空に浮かぶ月を見ながら山頂直下の坂を上る。

避難小屋の近くで休んでいるハイカーがたくさんいた。

9:45 山梨県側の山頂に到着。ここまで4時間半、順調なペースで登れたので時間に余裕ができた。

山梨県側の山頂には避難小屋がある。

眺めがよいので避難小屋の隣りでゆっくりすることにした。写真を撮ってからオニギリを食べた。

南東に小雲取山から続く稜線が延びている。左に川苔山、ほぼ中央に鷹巣山、その右奥に大岳山も見える。

小雲取山の奥には三頭山、その向こうには大山から御正体山まで山並が続く。富士山には雲がかかっていた。

東側の眺め。いつの間にか周りに人が少なくなったが、登ってくるハイカーが稜線上に大勢見えた。

ゆっくり休んでから、避難小屋のすぐ近くにある山頂へ移動。

展望図の刻まれた方位盤が置かれていた。

山頂は西側が開けている。

甲武信ヶ岳や三宝山はよく見えたが、南アルプスはすっぽり雲に隠れていた。

せっかくなので雲取山荘を見ていくことに。10:45 北側の斜面を下る。

思ったよりも急斜面だったので、帰りは迂回路行きを決めた。

20分ほどで雲取山荘に到着。背後は白岩山と芋ノ木ドッケ。

これが新井信太郎オーナーの山荘。山小屋というよりモダンで立派なログハウス。

山荘手前に田部重治のレリーフがあった。

東側の迂回路で小雲取山へ。

迂回路の樹間に見えた両神山。

場所によっては狭い道の谷側が笹で隠れていたので注意して歩いた。

30分ちょっとで尾根筋に合流した。

空に雲が増えてきた。

富田新道の分岐から急坂を下る。

富士山が再び見えてきたが、山頂部はまだ雲に隠れていた。

ヨモギの頭までどんどん下る。大きな岩が少ないので歩きやすい。岩と土では脚にかかる負担が違う。

ヨモギの頭に出た。

12:35 奥多摩小屋を過ぎて五十人平へ。

テントを建てている人がいた。

ブナ十字路までは明るい尾根歩きが続く。

上りも下りも団体ハイカーが増えてきた。

ゆるやかな傾斜が続くので、ブナ坂からはどんどん先へ。泊まりと思われるハイカーと次々にすれ違った。

朝、富士山を眺めたスポットまで戻ってきた。富士山の山頂部にかかっていた雲が綺麗に晴れていた。

14:00 堂所を通過。

ゆるやかな下りが延々続く。最後は疲れが出て長く感じた。

登山道から未明はシルエットだった三頭山がよく見えた。ここまで来るとゴールは間近。

最後は完全にガス欠。擦りむいた足の指が痛いし、もうへとへとだった。

15:00 小袖乗越に到着。渋滞はなかったが、帰りの運転でさらに疲れ果てた。