2010年8月5日 金曜日
登山 2日目
3,193 m 3,190 m
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コースタイム
北岳山荘 4:00 → 4:40 中白根山 5:20 → 6:45 間ノ岳 7:25 → 中白根山 8:15 → 8:45 北岳山荘 9:15 → 10:35 北岳 11:05 → 北岳肩ノ小屋 11:35 → 11:55 小太郎尾根分岐 12:10 → 13:25 白根御池小屋 13:55 →大樺沢・白根御池分岐 15:40 →広河原 16:05
3:15 起床、山荘にリュックを2つ置いて出たが、パッキングに時間がかかった。4:00 出発。
4:40 中白根山に到着。日の出を待った。
富士山がよく見えていた。
4:53 御来光。太陽に薄雲がかかっているようだった。写真を撮っていて出発が随分遅れてしまった。
朝焼けの景色を眺めながら稜線を歩く。
早朝から快晴で、素晴らしい1日になる予感にわくわくした。
本には緩やかな縦走路となっていたが、上ったり下りたり意外と忙しかった。
途中でリュックを嫁に持ってもらったが、嫁はリュックを背負うと遅くなるので、また交替した。
6:45 いくつかの小ピークを越えてやっと間ノ岳山頂に到達。
山頂の三等三角点。360度の絶景にテンションが上がった。
山頂でライチョウの親子を発見。
親子ともに、人を気にせず植物の芽をついばんでいた。
写真を撮りながら、しばし間ノ岳の大展望を楽しんだ。
南東方面には雲海に浮かぶ富士山。
南方面の農鳥岳(左)と西農鳥岳(右)。後ろには笊ヶ岳、布引山、青雉山などが連なる。
農鳥岳の右、南南西方面には悪沢岳(東岳)、赤石岳、塩見岳などが連なる。
西方面には空木岳や木曽駒ケ岳など、中央アルプスが雲海に浮かんでいた。
北西方面。仙丈ケ岳の向こうには北アルプスがずらりと並んでいた。
穂高連峰と槍ヶ岳。
鹿島槍ヶ岳、五龍岳、白馬三山と続く山並み。
北方面には鋸岳と甲斐駒ヶ岳。鋸岳の上には高妻山、火打山、妙高山と続く山並みまで見えた。甲斐駒ヶ岳の右奥は蓼科山。
甲斐駒ヶ岳の右手前には北岳が大きい。その後ろには八ヶ岳が見えた。
何とも言えず美しい富士山のシルエット。
あまりに眺めが素晴らしくて時間の経過を忘れていた。気づくと予定を30分近くオーバーしていた。
三脚を立てて記念撮影。ガスが出る前に北岳に登りたいと思っていたが、長居をしてしまった。
7:25 下山開始。
北側の雄大な眺めを遥かに見渡しながら稜線を進んだ。
リュックがずっしり重かったが、素晴らしい眺めに励まされた。
鳳凰三山の向うには小川山や金峰山など奥秩父の山々も見えていた。
少し急ごうと復路はせっせと歩いた。
大展望の稜線歩きが続いたが、時間とともに東側から雲が湧き出ていた。
中白根山を越えて北岳山荘の赤い屋根が見えた。
北岳山荘が見えてからがけっこう遠かった。
なかなか山荘が近づいてこない。
北岳山荘に到着。山荘でリュックを詰め直して、弁当と飲み物を調達した。
8:45 北岳へ出発。
山頂までは1時間20分の上り。眼前の北岳は大きかった。
ガスが出る前に山頂に立ちたいと、疲れた身体にムチ打った。
上り始めてしばらくすると、山道のすぐ脇でライチョウの親子を発見。
今回はかなり近くでライチョウを見ることができた。
ガレた岩場を上って行く。
油断するとたちまち頭痛がしてくるので、深い呼吸を意識した。
空気の薄さに昨日の疲れもあって、さすがに身体が重かった。
前方に見える山頂が遠く感じられた。
振り返ると北岳山荘が小さくなって、東側からどんどん雲が出てきていた。
空の上へ続くような梯子を上る。
ひと山越えても次の山が出てきて、山頂がなかなか近づいてこない。
そのうち間ノ岳は雲に隠れてしまった。
険しさを増すガレた急坂をひたすら上り続ける。
山頂部が近づいてくる頃には娘の足も止まりがちで、頑張れと声を掛けながら進んだ。
10:35 ついに北岳山頂に到達。ほぼコースタイム通りに登れた。
北から東はガスで何も見えなかったが、南西から西はまだ展望がきいていた。
登ってきた稜線を振り返ると北岳山荘が米粒のように小さく見えた。
中高年ハイカーの大集団が何組かいて、写真を撮るのも一苦労だった。
山荘で用意してもらった鮭とシュウマイの弁当を頂いた。
団体ハイカーで、山頂はまさかの大混雑。こんなに登山者が多いとは思わなかった。
11:05 バスの時刻があるので早々に下山開始。この時点では17時発の最終バスを考えていた。
しばらく下ると、青い屋根の肩ノ小屋が見えてきた。
急なザレ場を注意して下った。
肩ノ小屋の手前で軽い渋滞が発生していた。
小屋で飲み物を調達して団体ハイカーが出る前に出発した。
小太郎尾根分岐までなだらかな道が続く。
分岐でいったん休憩し、長い下りに備えた。
登山道から仙丈ケ岳がよく見えた。
小太郎尾根分岐で白根御池・広河原方面へ。
よいペースで来たので、16:10発のバスに間に合う可能性が出てきた。
ガスが晴れて谷底に白根御池が見えたが、そこからの下りがひたすら長かった。
13:25 白根御池小屋に到着。
少し時間に余裕が出来たので、ゆっくり休むことにした。
白根御池小屋の前で多くの登山者が休憩していた。
13:55 再び下山を開始。小屋からしばらくアップダウンを繰り返してから、長い長い急な下りとなった。
足は疲労でガクガク、肩はリュックの重さでガチガチに凝っていた。石や岩が露出して歩きづらかった。
飛ばせるような歩きやすい場所は皆無で、最後は時間との競争になってしまった。
休もうとする娘を促して先を急いだ。
16:05 広河原に到着。10分発のバスに滑り込んだ。逃がすと1時間待ちなので助かった。バスは17時に芦安に到着、身支度を整えて帰路についた。
2日目は未明から活動を開始し、間ノ岳へピストンしてから北岳へ向かった。朝から空は快晴で、3,000mを越える稜線からの大パノラマを存分に楽しむことができた上に、あまり期待していなかったライチョウの親子にも会うことができた。至るところに咲きほこる多様な高山植物も目を楽しませてくれた。小太郎尾根分岐からの下りは地獄のようにひたすら長く、普段より重い荷物と予想を超える暑さもあって最後は限界に近かった。
予定通り4:10発のバスに滑り込んで芦安に戻り、中央道と圏央道をつかって帰った。ちょっとした渋滞はあったものの、覚悟していた睡魔に襲われることもなく、20時過ぎに帰宅できた。大変ハードな2日間だったが、我が家の登山史に残る素晴らしい山行となった。日常生活とはかけ離れた濃密な時間だったので、今は遠い過去か夢のように思えてならない。鳳凰三山、仙丈ケ岳、甲斐駒ケ岳など、まだまだ南アルプスには立派な山があるので、機会があればまた南アルプスにチャレンジしたい。