伊豆ヶ岳縦走

851 m

 3回目にして初めて伊豆ヶ岳のミニ縦走コースにチャレンジした。4時半起床、4時50分出発。正丸駅には6時10分に着いたが、6時20分の開門まで待たされた。この日は暖かくて日陰でもそれほど寒さを感じなかったが、山頂付近は風が強くて体が冷えた。落石危険で立入禁止(「この先自己責任」の表示)の男坂だが、ネットを見ると登っているハイカーがけっこういるのでチャレンジしてみた。約50mのクサリ場はまさにスリル満点、三点確保をきちんとしない嫁の動きに2度ほど凍りついてしまったが、登り終えたときは壮快な満足感に自然と笑みがこぼれた。縦走コースは伊豆ヶ岳山頂からが長く、子の権現の手前くらいから両膝に違和感も出てきたが、綺麗な紅葉を励みになんとか長丁場を乗り切った。

 この日はちょうど東郷公園・秩父御嶽神社のもみじまつり前夜祭が行われていたので、寄り道してさらに紅葉を楽しんだ。かなり疲労していたので園内の階段を上るのはつらかったが、その甲斐は十分あった。吾野駅から秩父線で正丸駅まで戻り、14時20分に帰路についた。道路が混んでいて帰宅は16時半過ぎになったが、盛りだくさんの充実した一日であった。

登山コースデータ
登山日/天候 2008年11月22日 土曜 / 晴れ
ルート所要時間 正丸駅6:30→馬頭観音(登山道入口)6:55→8:25伊豆ヶ岳山頂9:00→古御岳9:20→高畑山9:50→中ノ沢ノ頭10:10→天目指峠10:35→11:35子の権現12:00→浅見茶屋12:35→13:00御嶽神社13:35→吾野駅13:50
難易度データ (≒) 標高差 : 666m / 累積標高差 : 1,015m / 歩行距離 : 12.8km / 標準歩行時間 : 5時間25分

駅の門扉が閉まっていて焦ったが、到着10分後に開門。

駅員に一日500円の駐車料金を払ってから出発した。

朝焼けの山を眺めながら集落の中を歩いた。

柿の実がよく生っていて干し柿を作る民家が何軒かあった。

杉の植林を歩く。薄暗い日陰だがそれほど寒くなかった。

以前苦労した泣き坂の上りは、記憶よりも楽に感じた。

泣き坂が終わるとなだらかな尾根道が続く。山道は落ち葉で一杯。風が強くで体が冷えた。

五輪山の小ピークを過ぎると正面に男坂の岩場が現れる。上まで続く約50mのクサリ場はさすがに大きい。

私だけでも男坂に登るつもりだったが、一人で女坂に行くのはイヤだからと、嫁も挑戦することに。

こちらも後を追う。クサリを頼らないととても登れないが、クサリが冷たかった。

三点確保をしないでパッと行くので、見ていて非常に怖かった。

細心の注意を払い、足場のよい所で写真を撮った。

中間辺りまで登るとさすがに高度感があり、背後の景色が素晴らしかった。

無事に登り切ったときは何とも言えない満足感があったが、岩場はまだ終わりではなかった。

最後の大きな岩をよじ登る。

左に巻き道もあったが、行けるようには見えなかった。

これでルートはあっているのか少々不安だったが、ついに山頂部に到着。

天気も良くて、山頂は素晴らしい展望が広がっていた。

奥武蔵の山々。

武甲山の頭が見えていた。

三度目にして初めて伊豆ヶ岳の展望を満喫した。山頂には以前にはなかった新しい標識があった。

日当たりの良い岩場で食事にした。時間が経つにつれてハイカーの姿も増えてきた。

東方面。

南東方面には東京湾が輝いていた。東京のピル群や横浜のラウンドマーク・タワーも見えた。

西方面。左から大持山、小持山、前武川岳、武川岳、その後ろに武甲山、焼山と続く。

北西方面。左奥は西と東の御荷鉾山、中央に二子山と甲仁田山。

9:00 お腹も一杯になり、ハイカーで混みだした山頂を出発した。

途中、見事な紅葉が続いていた。

紅葉を見上げながら歩くので、首が痛くなった。

20分で隣の古御岳(こみたけ)に到着。この後も短い上り返しがいくつかあったが、予想したほど大変ではなかった。

人気コースのはずだが、この日は他のハイカーに会うことが少なく、静かな山歩きが楽しめた。

9:50 高畑山に到着。広場のようになっていたが、ここも古御岳と同じく展望はない。

尾根をどんどん下って行く。

標識だけの中ノ沢ノ頭を過ぎて、10:35 天目指峠(あまめさすとうげ)の林道に出た。

天目指峠からの上り返しはかなりこたえた。この辺りから両膝に違和感が出てきた。

小さな祠のある愛宕山を過ぎる。

子の権現に続く林道に出ると、林道脇でお弁当を広げる賑やかな一団がいた。

林道から伊豆ヶ岳(中央)と古御岳(左)が見えた。

反対側の南東方面も見渡すことができた。

林道から謎の大きな白い手が見えた。

表示に従って足腰の神仏・子の権現(天龍寺)へ。

社務所の前を通って本堂へ。

車でここまで来ることができるので、一般の参拝客も多かった。

本堂の傍にある重さ2トンの大わらじ。注連縄のように編んであるのかと思ったら鉄製だった。

隣は「めおと下駄」。

本堂からさらに階段を上がると奥の院の大釣鐘がある。嫁が思い切り撞くので音がめちゃくちゃ響いた。

南東の眺めがよかった。

30分近く見て回って子の権現を後にした。

山門の手前には赤い仁王像。立派だがバランス的には幼児だ。

黒門と呼ばれる山門。/p>

市の天然記念物、樹齢800年の「二本杉」。北の杉は幹が切られている。

南の杉は根回り10.9m。まさに巨樹。

いったん車道に出てからまた山道に入る。

車道からの眺めもよかった。

西吾野への道と間違えたかもしれないと思ったが、引き返す気力はなかったので、そのまま進んだ。

鮮やかな里山の紅葉。

降魔橋を過ぎると浅見茶屋があった。正しいルートと確認できてホッとした。

両膝の違和感が痛みに変わり、何度もサポーターをきつく締め直した。

すでにクタクタだったが、御嶽神社のもみじまつりを見ていくことにした。

園内の階段を見たときは思わずタメ息が出た。

色とりどりの紅葉が綺麗だった。

イチョウの落ち葉が絨毯のようになっていた。

東郷元帥の銅像。日露戦争関連の展示が他にもあった。

陽光に照らされて紅葉の色合いが鮮やかだった。

御嶽神社までは距離がありそうだったので、途中で引き返した。

綺麗な紅葉が見れてラッキーだった。

14時台の列車を考えていたが、13:56発に間に合いそうだったので、早歩きで吾野駅へ向かった。

5分前に到着。秩父線で正丸駅まで戻った。最後はしんどかった。