2012年4月28日 土曜日
権現岳
2,715 m 2回目
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コースタイム
天女山駐車場 5:05 ⇒ 天ノ河原 5:20 ⇒ 7:50 前三ツ頭 8:00 ⇒ 8:50 三ツ頭 9:05 ⇒ 10:20 権現岳山頂 11:40 ⇒ 12:50 三ツ頭 13:10 ⇒ 13:40 前三ツ頭 13:50 ⇒ 天ノ河原 15:30 ⇒ 天女山駐車場 15:40
4:40 天女山 無料駐車場
駐車場に先客は1台のみ。
日の出とともにスタート。
ゆっくりペースで天ノ河原へ向かう。
天ノ河原から眺めた南アルプス。
富士山も幽かに見えていた。
30分ほど歩くと目指す山が見えてくる。左から前三ツ頭、三ツ頭、右奥に権現岳。
途中「日本三鳴鳥」のコマドリに遭遇。綺麗なさえずりが早朝の山に響き渡っていた。
傾斜がきつくなると同時に積雪が出てきた。軽アイゼン装着してさらに上るが、ゆるくなった腐れ雪の踏み抜きが多発。
足のつけ根まで埋まるので、ひどく体力を奪われた。
7:50 前三ツ頭に到着。ここまで2時間45分とコースタイム通り。踏み抜きがあった割には早かった。
小休憩しているうちに、単独の女性ハイカーが先へ。
後を追うように出発した。
前三ツ頭からは眺めもよくなるが、踏み抜き回避のため足元に神経を集中。
地雷原のような踏み抜き多発地帯を行く。
稜線は風が少し出てきたが寒くはなかった。
遠くは薄く膜がかかったように白かったが、空は雲ひとつない晴天。
やっと樹林帯を抜けたが、思ったよりも汗をかいた。
8:50 三ツ頭に到着。女性ハイカーが休んでいた。素晴らしい眺めを楽しみながら我々も休憩。
「雪が深いので先へ行くか迷っている」と話す女性ハイカーよりも、ひと足早くスタート。
左から権現岳、阿弥陀岳、中岳、赤岳。雄大な八ヶ岳を眺めながら進む。
いったん下ると権現岳が正面に。近づくほどに大きい。
ここでも腐れ雪に大苦戦。右足を踏み抜いて脱出を図る左足も踏み抜く。嫁は同じ場所でそれを4回繰り返した。
ズボズボ踏み抜いているうちに、「先へ行くか迷っている」と話していた女性ハイカーにまた抜かされた。
樹林帯を抜けてさらに上る。三ツ頭から山頂までは近く見えるが、意外と時間がかかる。
問題は山頂直下のトラバースだが、体力的には余裕があったので迷わず先へ進んだ。
小ピークの左を抜けると、山頂直下のトラバース・ポイントが近づいてきた。
先行する女性ハイカーが、慎重にトラバースして行くのが下から見えた。
いよいよトラバースポイントへ向かう。
ついに危険なトラバース・ポイントまで来た。今回はルートを作るおじさんの姿はなかった。
踏み跡がしっかりあり、ある程度踏み固められていたので行けると判断した。
落ちたら数10m下まで止まりそうもないので、ゆっくり慎重に歩を進める。自分が歩く時は不安を感じなかったが、見ているときは怖かった。
トラバース・ポイントをクリアすると山頂まではひと上り。
10:20 権現岳の山頂に到着。苦労した分、感慨もひとしお。
山頂の肩に荷物を置いて、眺めを存分に楽しんだ。
北側には八ヶ岳が大きい。左から阿弥陀岳、硫黄岳、横岳、赤岳と続く。
西側の編笠山。手前の鞍部に青年小屋が小さく見える。右奥に浮かぶのは中央アルプス。
阿弥陀岳の左奥に見えた北八ヶ岳。左は蓼科山で右は北横岳。
南側には南アルプスが一望できる。
冠雪した北岳。
甲斐駒ヶ岳と仙丈ケ岳。この時期の南アルプスは完全な雪山のようだ。
先に登頂した女性ハイカーが「写しましょうか」と声を掛けてくれた。
山頂下の肩で休憩。ご飯を食べてのんびりした。
11:40 すでに誰もいなくなった山頂を後にする。80分もいた気がしなかった。
トラバース・ポイントで登ってくるハイカーを待った。男女のカップルだったが、しっかりザイルを結んでいた。
復路も無事にトラバース・ポイントを通過。
どんどん下る。眼下に三ツ頭までの稜線が綺麗に見えた。
三ツ頭まで解放感抜群の眺めが続く。
雪庇のできた箇所もあったので注意して進む。
稜線歩きは気持ちよかったが、光の反射で目が痛くなり、途中から嫁のサングラスを借りた。
樹林帯で大きなザックを背負った若者2人組とすれ違ったが、腐れ雪の悪条件でよく上ると感心した。
樹林帯の踏み抜き危険地帯へ入った。
下りの方が雪を踏み抜いても消耗は少ないが、やはり疲れることには変わりない。
三ツ頭の手前に、蛇腹の大きなカメラで八ヶ岳の写真を写している人がいた。
ゆるやかに上り返して、12:50 三ツ頭に到着。
今回はサングラスの効果を如実に感じた。かけていると目が楽でくっきり見える。
素晴らしい眺めなのでゆっくり休憩を取った。
先ほどまでいた権現岳。
阿弥陀岳、中岳、赤岳。
午後になって金峰山がよく見えるようになった。左奥は三宝山と甲武信ヶ岳。
13:10 三ツ頭を出発。
前三ツ頭の手前で雪のないところを歩いたが、乾いて見える砂礫の下はドロドロだった。
13:40 前三ツ頭に到着。10分休んでから先へ。
前三ツ頭からは急な下りがひたすら続く。
開けた場所から茅ヶ岳がよく見えた。富士山は幽かに見える程度だった。
再び樹林帯に入り延々下る。こんなに上ったかと思えるくらい下りが続いた。
途中で軽アイゼンを外した。しばらくすると傾斜がゆるくなって歩きやすい道になった。
少し生温かい風が心地よかった。途中でトカゲのような生き物を見かけたが見失った。
背後の権現岳はもう遠い。
15:40 天女山の駐車場に到着。車は意外と少ない。天気も良くて素晴らしい一日であった。
2時起床、2時半出発。八王子JCTと高尾山IC間が開通したことを知らずに間違えて降りてしまったが、すぐまた高速に乗って現地には4時40分に到着した。ゆるんだ積雪の踏み抜きに大苦戦したものの、他のハイカーはほとんどいなかったので終始静かな山歩きを楽しめた。山頂直下のトラバース・ポイントが無理な場合は三ツ頭で引き返すことも考えていたが、無事にクリアできた。三ツ頭から見る八ヶ岳は相変わらず素晴らしく、山頂からの眺めも抜群であった。
連休初日のためか、いつも渋滞する勝沼-相模湖IC間に渋滞はなく、行きと同じ運転時間で帰宅できた。候補先と考えていた雲取山でも那須連山でもなく、天気の関係で八ヶ岳を選択することになったが、結果的には正解であった。左膝もほとんど問題なく、達成感の大きい充実の山行となった。