棒ノ嶺

969 m 10回目

 娘は部活なので嫁と二人でハイクへ出かけた。4時半起床、5時15分出発。現地には6時40分に到着した。名栗湖に向かう途中、川釣りをする人たちを多数見かけた。今回も樹木の写真を撮りながら歩いたので、多くのハイカーに追い抜かれ、山頂まで随分時間がかかった。行きと帰りに権次入峠手前の同じ場所でニホントカゲを見つけたが、山頂では一匹も見つけることができなかった。暑くなることを予想していたが、沢歩きは涼しく、山頂も風があって気持ちよかった。

 混むことが多い川越付近に渋滞もなく、2時間足らずで自宅に着いた。運動不足の体にかなりこたえたが、楽しいハイクとなった。やはり夏は棒ノ嶺のに限る。

登山コースデータ
登山日/天候 2008年6月14日 土曜 / 晴れ
ルート所要時間 駐車場6:45→藤懸ノ滝7:30→白孔雀ノ滝8:10→岩茸石9:05→権次入峠9:50→10:05棒ノ嶺山頂10:55→岩茸石11:25→白孔雀ノ滝11:55→藤懸ノ滝12:20→駐車場12:40
難易度データ (≒) 標高差 : 649m / 累積標高差 : 700m / 歩行距離 : 5.8km / 標準歩行時間 : 3時間30分

名栗湖の水量は少なくなっていた。

白谷沢登山口の駐車スペースには、すでに2台停車していた。

カラスザンショウ (烏山椒)。樹皮に鋭い棘があり、まるで鬼の金棒。

葉は奇数羽状複葉で鋸歯があり互生する。

上り始めはいつもきつく感じる。

前回の大霧山同様、かわった樹木を探しながら歩いた。

アカメガシワ (赤芽柏)。樹皮は白っぽく縦長のすじが菱形をつくる。

長く赤い葉柄が特徴で、若木の葉は浅く分裂するが、成木になるにつれてほとんどが不分裂葉になる。

ウリハダカエデ (瓜膚楓)。樹皮は瓜のような緑と黒の縞模様が入り、成長するにつれて菱形の裂け目 (皮目) ができる。

葉は対生で鋸歯がある。

カツラ (桂) 。樹皮は縦に裂ける。

葉はほぼ円形のハート型で対生。

ダンコウバイ (檀香梅)の葉。スプーンのような葉が特徴的。

鋸歯の細かさ、切れ込みの深さと裂辺の幅からオオモミジ (大紅葉)の葉かな。

ミツデカエデ (三手楓)。樹皮は平滑で小さな皮目がある。

3枚の葉がセットになった三出複葉 (さんしゅつふくよう) で、鋸歯は大ぶり。葉柄は長くて赤い。

7:30 藤懸ノ滝に到着。

いつもより20分余計に時間がかかった。

チドリノキ (千鳥木)。クマシデやサワシバの葉によく似ているが、対生 (カエデ科) なので見分けがつく。

樹皮は灰色で平滑。沢沿いでたくさん見かけた。

フサザクラ (房桜)。樹皮はサクラ類に似るがサクラの仲間ではない。

葉は円形で葉柄が長く、鋸歯が所々で角のように飛び出ているのが特徴。

イタヤカエデ (板屋楓)。樹皮は明るい色で浅く縦すじが入る。

全縁であることが他のカエデ類との大きな違い。葉の形状に変異が多い。

最初のゴルジュに到着。

ゴルジュの間を流れる川の水量が多く、渡るのがいつにもまして大変だった。

大きな葉で見分けがつくホオノキ (朴木)。

樹皮は平滑で白っぽく皮目が点在する。

マルバウツギ (丸葉空木)。

葉は対生で鋸歯があり、樹皮は縦に裂けて剥がれる。白い花をつけていた。

2番目のゴルジュを行く。ここも水量が多いので、慎重に足場を選んで歩いた。

所々で登山道が川と化しており、丸太の渡しも浸水していた。

山道付近にいたイチモンジチョウ

こちらはミドリヒョウモン。

ミズナラ (水楢)。岩茸石の辺りまでくると、頻繁に見かけるようになった。

コナラとは鋸歯の大きさと葉柄の長さで判断する。

アダラチャン (油瀝青)。樹皮は滑らかで皮目が点々とあり、果実から油が取れる。

葉は互生で全縁。エゴノキに似るが、葉柄が赤く、ちぎると香りがする。

ナツツバキ (夏椿)。まだらの剥がれた樹皮がリョウブに似ているが、葉で見分けがつく。

互生の葉は、鋸歯が低く、葉脈がくぼんで目立つ。

リョウブ (令法)。大霧山同様、よく見かけた。

葉はコナラやミズナラに似るが、鋸歯が細かく葉柄と主脈が赤みを帯びる。

たぶん、クリ (栗)。葉は互生で鋸歯はクヌギと違って先端まで緑。

樹皮は縦に裂けるがクヌギほど深くはない。実をみればすぐ見分けがつくが、樹皮と葉はクヌギにそっくり。

樹木を見ながら上るので、他のハイカーにどんどん追い抜かれてしまった。

9:50 やっと権次入峠に到着。峠手前の丸太の階段で立派なニホントカゲの成体を見たが、すぐ逃げられた。

山頂手前の坂。丸太の階段は土が削れて浮き上がっており、相変わらず歩きづらい。

10:05 山頂に到着。いつもより40分ほど時間がかかった。

日差しが強いので日陰で食事にした。

メタルグリーンに輝く小さな甲虫が靴の上にとまった。

北北西には武甲山や武川岳が見える。

北から北東方面。遠くは霞んでいた。

山頂を歩き回ってニホントカゲを探したが一匹も見つからなかった。膝にサポーターをしてから下山開始。

ニホントカゲの成体を見た場所で、今度は幼体が日向ぼっこをしていた。やたら長い尻尾が青く鮮やか。

どんどん下る。帰りは早い。

ほとんど休むことなく先へ進んだ。暑くなってきたが、日陰の沢歩きは涼しかった。

白孔雀ノ滝を過ぎてゴルジュにさしかかる。この辺りまで来ると足が疲労でガクガクになっていた。

無事にゴルジュを通過。

下りは多くのハイカーとすれ違った。ミソサザイの鳴き声が聞こえていたが、姿は見えなかった。

1時間45分で下山。帰りの車もスムーズに進んで3時前に帰宅できたが、やっぱり疲れた。