2010年11月21日 日曜日
編笠山・権現岳
2,524 m 2,715 m
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コースタイム
観音平 5:20 ⇒ 6:20 雲海 6:25 ⇒ 押手川 7:00 ⇒ 8:15 編笠山 8:45 ⇒ 9:10 青年小屋 9:15 ⇒ 10:30 ギボシ 10:40 ⇒ 10:50 権現岳分岐 11:00 ⇒ 11:05 権現岳 11:45 ⇒ 12:25 三ツ頭 12:30 ⇒ 木戸口公園 13:20 ⇒ 八ヶ岳横断道路分岐 14:10 ⇒ 観音平 14:40
5:10 観音平 無料駐車場
今回もヘッドライトでスタート。6時頃になると明るくなってライトが必要なくなった。
1時間で雲海に到着。
南の空はあかね色に染まり、富士山が雲海に浮かんでいた。
先は長いのでゆっくりペースで歩いた。
出発から1時間40分で押手川。青年小屋への分岐を右に分けて編笠山へ。
押手川を過ぎると岩ゴロの急登となる。樹間に南アルプスなどを眺めながらせっせと上る。
小さな梯子を上るとさらに傾斜はきつくなる。
嫁は快調なペースで上っていた。
ハイマツ帯を抜けると視界が開けて、編笠山の山頂部に出た。
8:15 編笠山に到着。ここまで2時間55分と、よいペースで登れた。
先客のおじさんも先へ進み、誰もいない静かな山頂で素晴らしい眺めを楽しんだ。
南南東の雲海に浮かぶ富士山。
南には南アルプスがずらり。
北岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳の並び。
西には中央アルプスと御嶽山。
くっきり見えていた御嶽山。
北西には北アルプスが端から端まで見えていた。手前は西岳。
乗鞍岳。
奥穂高連峰と槍ヶ岳。
真ん中に立山と剣岳、右端は鹿島槍ヶ岳。
左に鹿島槍ヶ岳と五竜岳、右に白馬岳。手前の広い台地は美ヶ原高原。
北東側には八ヶ岳が大きい。左から阿弥陀岳、横岳、赤岳、ギボシ、権現岳。
北側には蓼科山など北八ヶ岳の山々。
30分ほど眺めを楽しんでから再スタート。
北側に下るシラビソの樹林帯には雪が少し積もっていた。
しばらく進むと青年小屋がはっきり見えてきた。
前方にギボシと権現岳、鞍部に青年小屋を見ながら150m近く下る。テント場に人が見えた。
大岩だらけの岩石帯が行く手を阻む。
ひじょうに歩きづらくてかなり消耗した。
9:10 青年小屋(標高2,380m)に到着。
隣のテント場で登山者が出発の準備をしていた。
5分ほど休んで、ギボシへの上りにかかる。
シラビソの樹林帯に入り、急坂をひたすら上る。
背後の編笠山と青年小屋が遠のく。
ハイマツ帯を抜けると展望のきくノロシバ(標高2,530m)に出た。
正面にそびえる大きな岩壁。てっきりこれがギボシと思ったが、実際は手前のピーク(西ギボシ)だった。
ハイマツ帯を抜けるとガラ場の急登となる。足元に気をつけながらゆっくり高度を稼いで行く。
ギボシに着けば、上りはほとんど終わりと思って頑張る。
断崖のようなクサリ場だが、足元はしっかりしている。慎重にクサリ場を越えて稜線上へ。
眺めのよい小ピーク(西ギボシ)に出た。
西ギボシに着くと、眼前にまた大きな岩峰が現れた。これには少々がっかり。
目の前の急峻な岩峰が目指すギボシ(東ギボシ)。気を取り直して、頂へ続く道を進む。
険しい岩壁にどこから登るのかと一瞬思ったが、右に巻くようにして道がついていた。
足元に気を付けながら頑張って上る。
嫁はかなりグロッキーでペースが上がらない。
稜線に出たところで嫁は待っているというので、一人で狭いギボシの頂(標高2,700m)へ。
10:30 ギボシに到着。人ひとり通れるような狭いヤセ尾根状の頂に、不動明王の石像が三体鎮座していた。
石像の向こうに見えた中央アルプスと御嶽山。ギボシからの眺めがまた素晴らしかった。360度ぐるりと見晴るかすことができる。
左から阿弥陀岳、硫黄岳、横岳、赤岳。
頂は風が強くて、写真を撮っている間に一気に身体が冷えてしまった。
鼻水をすすりながら権現小屋へ。
こじんまりした権現小屋から権現岳手前の分岐へ移動。ここもまた絶景ポイントだった。
ここまでくればほぼ着いたも同然。南側、権現岳山頂の左に富士山が見えた。
西側にはギボシへ続く稜線が一望できた。
分岐から権現岳山頂はものの5分。山頂付近で数名のハイカーが休んでいた。
写真を頼まれたおじさんに写真をお願いした。鉄剣の角度が以前と違っていた。
権現岳山頂から見た八ヶ岳。
蓼科山の右奥に妙高連山が見えた。
南アルプス。
中央アルプスと御嶽山。
中央アルプスの手前に見えた編笠山と青年小屋。
ギボシと北アルプス。
富士山もくっきり。
東側の眺め。左に三宝山と甲武信ヶ岳、右に国師ヶ岳、朝日岳、金峰山の並び。
風が強くて寒かったが、隠れる場所がないので山頂横の稜線上で食事にした。
11:45 下山開始。
帰りは三ツ頭から木戸口公園経由で下る。
南側の広大な眺めを楽しみながら下って行く。
解放感が抜群の眺めに、疲れを忘れていた。
雪が残る樹林帯を抜ける。
三ツ頭手前の緩やかな稜線を上り返す。
12:25 三ツ頭に到着。三ツ頭から眺める八ヶ岳も素晴らしかった。
西側から見た感じと異なり、権現岳山頂は鋭角な尖峰に見える。
左から阿弥陀岳、中岳、赤岳。
三ツ頭から5分足らずで前三ツ頭分岐に着く。
分岐を左に分けて木戸口公園へ下って行く。
シラビソの樹林帯は思いのほか明るく展望もきいたので、気持ちよく歩くことができた。
開けた尾根から西側の編笠山が見えた。
背後を振り返ると辿ってきた山々も見えた。
13:20 山頂から1時間35分で木戸口公園に到着。
まだ疲れていなかったのでそのまま進んだ。
13:30 見晴しのよい砂礫のヘリポートに出た。前三ツ頭分岐を過ぎてからダブルストックにした嫁は、明らかにペースアップした。
笹と唐松の樹林帯を一気に下る。落ち葉がよいクッションになった。
14:10 八ヶ岳横断道路の分岐に到着。木戸口から95分のコースを50分で来た。
思ったよりも早く観音平へ着けそうなので、残りの遊歩道はゆっくり歩いた。
涸れ沢を過ぎると最後は上り返す。
ここまで来ると少しの上りでもきつく感じた。
分岐から45分とあったが、そんなにかかる道ではなかった。14:40 観音平に到着。
登山道入り口近くには熊注意の張り紙。やはり未明の唸り声は熊だったかも。
観音平の駐車場から見えた編笠山。素晴らしい展望続きで大満足の山行になった。
前夜、19日に同じコースを登った方の個人サイトで積雪がないことを知り、急遽八ヶ岳行を決めた。2時半起床、2時50分出発。5時10分観音平到着。前夜泊もいるようで、すでに10台近くの車が停められていた。暗闇の中を歩いていると、笹を踏み分け稜線を下って行く音と「グゥォ」という低い唸り声が聞こえて肝が冷えた。朝からこれ以上ないほどの快晴で、山頂や稜線からの広大な眺めを存分に楽しめた。ハイカーの数も少なくて、静かな山歩きが続いたこともよかった。前回甲武信ヶ岳でリタイアし、ほぼ一ヶ月ぶりの登山となる嫁も、長丁場を無事に歩き切ってくれた。
帰りの高速は大月インターから小仏トンネルまで渋滞が続き、帰宅は19時となった。広い駐車場があって展望は抜群。日帰り縦走ができて、体力的にも丁度よく、コース自体も変化があって面白い。編笠山-観音岳縦走コースは、何度でも行きたいと思える素晴らしい登山ルートであった。